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の渡部です。

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ハマスのイスラエル侵攻に対し、

西側諸国は一斉にハマスを「テロ」として攻撃している。

しかし、歴史的に見れば、西側諸国は第二次大戦後、

パレスチナの地にイスラエルを建国させた。

そのため、そこに住んでいた大量のパレスチナ人は難民となった。

その後も、イスラエルは国連での度重なる入植地の拡大禁止決議に対しても、

それを無視し、その経済力と武力を背景に、ヨルダン川西岸への入植を強行し、

ガザ地区を囲い込み「天井のない牢獄」としてきた。

誰が今回のような事態を招いたかは明らかである。

にもかかわらず、イスラエルはそうしたことに抗議し闘うハマスを

「我々は粉砕し、破壊する」とまで述べている。

 

このイスラエルに対してイブン=ハルドーン(1332~1406)は

『歴史序説』(岩波文庫)という本の中で次のように述べている。

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 貴族はまず連帯意識や身分を通じて最初の高貴さを獲得し、

ついで前に述べたように、都会生活の結果として連帯意識が消失すると、

この貴族は最初の高貴さをも失ってしまい、一般大衆と変わらなくなる。

ただ昔の名門への錯覚が彼らの心に残り、貴族のうちでも、

最も高貴な者であると思い込んでいるにすぎない。・・アラブ系にしろ、

非アラブ系にしろ、初代のころは真の貴族であったが、

後代に都市の住民になった貴族の多くは、このような錯覚をいだいている。

 もっとも深くこのような錯覚にとらわれているのはイスラエルの子孫である。

昔から彼らは世界のうちでも、もっとも偉大な貴族性を有していた。

それは第一に、アブラハムから、イスラエルの宗団と律法の創始者である

モーゼに至るまで、祖先のなかに多くの預言者や神の使徒を輩出したことと、

第二に、連帯意識とこの意識を通じて神が彼らに約束し与えた王権が存在し

たからであった。ついで彼らはこのすべてを失い、屈辱と貧困にあえいだ。

流亡の民としてこの地上に生きることを運命づけられ、何千年ものあいだ、

不信仰の奴隷たることに終始した。それにもかかわらず、昔の栄光への

錯覚が去らない。

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これをどう解釈するかはそれぞれ違うかもしれない。

しかし、参考までに紹介した。

ただ、ユダヤ教は世界史で多くの人が学んでいるように

「選民思想」で、パレスチナは神によって彼らに約束された地

なのである。(それを目指す運動をシオニズムと言った)

 

本日(10月13日)7:30~8:30 

昨日に続き都立豊多摩高校の前で大軍拡、改憲阻止のビラまきをやった。

今回は3人で行った。

しばらくすると副校長が出て来て、

「もう少し向こうに言ってくれ」と言ってきたので、

「登校の邪魔をしないでまいている」と言うとしばらくして

戻って行った。

その後、今度は校長が出てきた。

どうやら毎日門前で生徒たちに挨拶しているらしい。

校長も同じことを述べたので、

私たちは副校長に言ったことを繰り返した。

すると、そのまま、そこで生徒たちに声をかけたりしていた。

 

生徒たちは、コロナ以前にやっていた時より

ビラをよく受け取ってくれ、

なかには「ありがとうございます」という声もあり、

以前よくあった「大丈夫です」は一人からしか聞かれなかった。

また、「ジーちゃん、頑張れ」などと言って行く生徒もいた。

計88枚まけた。

 

始業時間近く、校長は我々に対して

「もう来ないでくれ」と言ってきたので、

「私たちは権利を行使しているだけだ。

そんなことは言われる覚えはない」と答えた。

また、生徒たちに「受け取らなくてもいいよ」などと言った。

なんたる不見識。生徒の知る権利を制限しているのだ。

今にも戦争が始まるかもしれないというのに、

そして生徒たちが戦場にかり出されるかもしれないのに、

「政治教育」が言われて久しいのに、

生徒たちには目隠しをして事実さえ知らせようとしない。

これが、この間の国家主義教育で作られた管理職の姿である。

彼等は教育者というに値しない。

 

ところで、

10月11日の「朝日」<耕論>に<君が代歌わせたいのは>

というのが載っていた。

以前、教育基本改悪反対闘争で知り合った

女性教員のお父さんも教員だったそうだが、

彼は次のような短歌を作っていた。

 

「日の丸や君が代強いるそのことが 教育破壊の道なるを知れ」

 

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