ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
[ 2023年7月13日 04:53 ]スポニチ
ジャニーズ性加害 国連人権理事会が来日、当事者への聞き取り調査へ
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題で、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が今月下旬に来日し、被害を訴える当事者への聞き取り調査に乗り出すことが12日、関係者らへの取材で分かった。
各国の人権侵害を取り上げ、改善を促す人権理の専門家が実態把握に動き出した。
作業部会は7月下旬から8月上旬にかけて来日し、東京と大阪で当事者のヒアリングを行う予定。弁護士を通じて作業部会から打診があったという。
調査結果を踏まえ、日本に対する勧告を含む報告書が来年6月からの人権理に提出される。
ジャニーズ事務所性加害問題 松野官房長官「決して許されない」
松野博一官房長官は15日の記者会見で、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を巡り、性犯罪を厳しく批判した。「一般論として性犯罪、性暴力は被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為で、決して許されない。同意のない性的行為は性暴力だ」と訴えた。
松野氏は、性暴力対策を強化するとした政府方針に基づいた取り組みを進める考えを強調。「性暴力根絶の取り組みや、被害者支援を強化していく必要がある。誰もが安心できる社会を実現したい」と語った。
喜多川氏による問題そのものに関しては「政府としてコメントすることは差し控える」と述べるにとどめた。
立憲民主党は、喜多川氏による被害を告発した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト(26)らを招いたヒアリングをきょう16日に国会内で開き、一連の経緯の説明を受けると発表した。