世界海洋デー(6月8日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事
海洋は、生命の基盤です。
私たちが呼吸する空気と口にする食料を供給しています。
私たちの気候と天気を調節しています。
海洋は私たちの地球にとって、最大の生物多様性の宝庫です。
海洋資源は世界中のコミュニティー、繁栄、そして人類の健康を支
人類は海洋に依存しているのです。
しかし海洋は、人を頼れるでしょうか。
私たちは海洋にとって、最良の友でなければなりません。
ところが現状では、人類は最悪の敵となっています。
人類に起因する気候変動によって地球の気温は上昇し、気象パター
海洋生物多様性は、魚の乱獲、過剰搾取、海洋酸性化によって攻撃
漁業資源の3分の1超が、持続不可能なレベルで捕獲されています
そして私たちは、沿岸水域を化学物質、プラスチック、人間の排泄
しかし今年の「世界海洋デー」は、潮目が変わりつつあることを思
昨年、私たちは、2030年までに陸域、海洋・沿岸域の30%を
リスボンで開催された国連海洋会議では、世界がより積極的な海洋
プラスチック汚染を終わらせるための、法的拘束力のある国際協定
さらに3月には、
こうした取り組みの重要な誓約を実現するには、集団的なコミット
持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海洋資源を保全し、
今年の「世界海洋デー」にあたり、行動を推進し続けようではあり
今日も、そしていつの日も、海洋を第一に考えようではありません