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3/27(月) 11:30NNA

 

【インド】水不足はインドが最も影響深刻に、国連

 国連はこのほど発表した報告書で、2050年までにインドが水不足で最も深刻な影響を受けると指摘した。水不足の影響を受ける世界的な人口は、16年の9億3,300万人から、50年には17億~24億人に増加する見通し。

 国連によると、水不足に直面している人の8割がアジアに住んでいる。特に多いのは中国の北東部、インド、パキスタン。20年時点の最新の調査では、世界人口の26%に相当する20億人が安全な飲料水を利用できず、同46%に相当する36億人が安全に管理された衛生設備を利用できない状況だ。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)のオドレー・アズレー事務局長は発表資料で、「世界的な水危機が制御不能になるのを防ぐために、強力な国際メカニズムを確立することが求められている」と述べた。

 

報告書の編集長を務めたリチャード・コナー氏も、「不確実性が高まっている。われわれが対処しなければ、世界的な危機が間違いなく発生するだろう」と警鐘を鳴らした。