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米軍、飛行物体を撃墜 アラスカ上空、大統領命令
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官=2022年9月【AFP=時事】
【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は10日の記者会見で、米軍の戦闘機が同日、アラスカ州上空で飛行物体を撃墜したと発表した。
バイデン大統領が命じた。物体がどの国のものかは不明。 カービー氏によると、国防総省は9日夜に同物体を把握し、追跡していた。「小型車ほどの大きさ」で、先週撃墜された中国の偵察気球と比べ、はるかに小さいという。高度約1万2000メートルを飛行し、民間航空機の安全に対する脅威になると判断されたため、バイデン氏が10日朝に撃墜命令を出した。 この物体は自力操縦能力がないとみられ、アラスカ州北東部のカナダ国境近くで、ステルス戦闘機F22が空対空ミサイルで撃墜した。米領域の氷海上に落ち、当局が残骸を回収する。現時点で米政府が自国上空で追跡している飛行物体は、これ以外にないという。