東部トブルクを拠点とする代表議会の委員会は22日、「選挙実施は不可能」とする声明を発表した。
「技術的、安全面などの報告を検討した結果、選挙は無理と結論付けた」
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12/22(水) 19:12時事通信
リビア大統領選、延期へ 混迷で和平遠のく
【カイロ時事】東西に分裂し内戦状態に陥ったリビアで24日に予定されていた大統領選について、東部トブルクを拠点とする代表議会の委員会は22日、「選挙実施は不可能」とする声明を発表した。
国際社会は選挙をリビア和平実現への重要な節目と位置付けて後押ししてきたが、投票実現のめどは立たず、混迷が長期化しそうだ。
大統領選をめぐっては、投票予定日直前になっても選管当局が候補者の最終名簿を公表できず、選挙の要件や手順も整備されないままで、延期は不可避という声が高まっていた。声明は「技術的、安全面などの報告を検討した結果、選挙は無理と結論付けた」と指摘。新たな期日は示していない。
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12/22(水) 17:05朝日新聞デジタル
大統領選延期か、リビアの混迷さらに深まる懸念 アルジャジーラ報道
今年11月、大統領選への立候補を届け出た、故カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏(左)。リビア選管提供=AP
内戦によって国家の分裂が続いた北アフリカのリビアで24日に予定される大統領選について、延期が不可避との見方が広がっている。中東の衛星放送局アルジャジーラは21日、選管当局の委員長が各地の選管に解散を命じたと報じた。事実上の延期決定と伝えている。
アルジャジーラによると、決定は20日付。これまでのところ、リビア当局は延期を公式に発表していない。選挙のあり方そのものをめぐって各勢力が対立し、最終候補者名簿もいまだに明らかにされないなど、「延期は不可避」との声が大勢を占めていた。
今回の大統領選には98人が立候補を届け出て、独裁政権を率いた故カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏や、東部の有力武装組織「リビア国民軍」(LNA)を指揮したハフタル氏、暫定統一政府で首相を務めたダバイバ氏らも名乗りを上げていた。
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2021年12月21日00時10分
投票延期は不可避
大統領選候補者ら―リビア
【トリポリAFP時事】24日に投票が予定されるリビアの大統領選候補者17人が20日、共同声明を出し、投票延期は不可避で「決められた日に投票できないのはなぜか理由を説明せよ」と選管に要求した。また「最終確定した候補者名簿を公表せよ」と求めた。