<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。

 昨日(12月20)「戦争をさせない杉並1000人委員会」主催で、▲ <「台湾」問題に関する学習講演会>を開きました。
 その報告を書く予定でしたが、最近「杉並1000人委員会」に参加された「杉並名もなき区民の会」のMさんが早速報告を書いてくれました。
 私が付け加えることはほとんどありませんので、これを使わせてもらうことにしました。以下に貼り付けますので、ご覧ください。

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 昨日、防衛ジャーナリストの半田滋さんの講演会が、杉並戦争をさせない1000人委員会の主催で60人の参加者で行われました。
 詳細な資料に基いての講演は、恐るべき日本の軍事の現在地を余す処無く語るものでした。
 おりしも、沖縄のキャンプハンセンでオミクロン株のクラスターが発生しても何もできない日本政府の対応が報道されている情勢から、講演は始まりました。


 安倍政権下でそれまでの10倍超の防衛費になっていること、早晩GDP比の2%になり、そうなると日本は世界で4番目の軍事大国になることが述べられました。
 しかしその中身は、安倍肝煎りの無駄遣いの極地のイージスアシュアをはじめとする、米政府からのFMS(対外有償軍事援助)輸入が多いこと。
 特にイージスアシュアは国防上の必要からでは無く「導入ありき」で進んだ政治案件であり、配備停止に伴う代替として、憲法に逸脱する、護衛艦「いずも」と「かが」に垂直離着陸のできるF35Bを搭載して攻撃型空母化を目論んでいること等が語られました。

 また、岸田首相は敵基地攻撃能力の保有を言っていますが、退職自衛艦隊司令官は非現実的と述べており、敵基地攻撃は事実イラク戦争では米軍でさえ失敗している作戦とのこと。

 米司令官が「台湾有事は6年以内」と発言したり米対中国防予算を大増額したり、中国習主席が「台湾統一に武力行使も」と言う等、台湾を巡る中米の動きも活発化しているが、それに乗った政権周辺の蠢きを絶対に許してはならないと痛感します。

 米軍は対中戦力強化で、日本の、特に沖縄のフル活用を目論んでいるとのこと、これ以上日本の米軍施設の7割が集中している沖縄に負担させるなどもっての外です。

 昨日過去最大の36兆円弱の補正予算が成立しましたが、防衛費も8千億円計上されました。

 半田滋さんの講演を締めくくる言葉
 「日本は韓国、ASEAN諸国といった域内国や英国など欧州の域外国と連携し、米中に戦争回避を訴え続けなければならない」、肝に銘じたいと思います。

 岸田内閣支持49%、衆院選後の体制翼賛的傾向の政治情勢は、半藤さん(昨年亡くなられた)、保阪さん等が危惧した既視感のある日本の現状です。
 今まさに私達国民一人一人の正念場ということを痛感させられた、昨日の講演会でした。

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 一言付け加えるなら、すでに自衛隊は世界有数の軍備を持ち(その武器のほとんどをアメリカから購入)、南シナ海やインド洋まで出て行って米軍などと頻繁に合同演習をしていることも話されました。

 ですから、自衛隊は実質的に米軍の一部に組み込まれ、「専守防衛」の枠を大きく踏み外している、9条改憲がなされれば、沖縄のみならず日本列島全体がアメリカの対中包囲網の最前線基地になる、と思いました。
 だからわざわざ、イギリスやフランスの空母も日本に来るのだろう。

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(お知らせ)
 〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
 ★ 「2022年2・6総決起集会」
   ~改憲情勢下での教育の国家支配と闘おう!~

   講演:高嶋伸欣さん(琉球大学教授・横浜教科書裁判原告・五輪読本裁判原告)
   防衛省が8月に発行した『はじめての防衛白書』の批判もされています。
   演題:戦争へ向かう時代と教育現場での闘い
   他に、現場からの報告もあります。
   2022年2月6日(日)13:15開場 13:30開始
   東京しごとセンター・地下講堂
   (資料代:500円)

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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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