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感染女性、病院から発生届が出されず…死亡
東京都は、新型コロナウイルスの第５波に見舞われた今年８月、５０代の女性が感染判明後、病院から発生届が出されず、自宅療養中に死亡したと発表しました。
東京都によりますと、５０代の女性は今年８月、武蔵村山病院で新型コロナウイルスの感染が判明しましたが、感染確認当日、病院から保健所に提出される「発生届」が出されなかったということです。
女性は、保健所の健康観察が受けられないまま、８日後に自宅で死亡しました。
女性は、死亡の３日前に病院と保健所に電話したということですが、保健所には記録が残っておらず、都は「一般的な相談と認識してしまった」と説明しています。
発生届けが出されずに患者が自宅療養中に死亡する事例は、都としては初めてで、都の担当者は「きわめて重く受け止めている。二度と起こらないよう再発防止を徹底する」としています。