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9/17(金) 6:57tenki.jp
台風14号 西日本に上陸へ 広範囲で18日土曜にかけて大荒れ・大雨 警戒ポイント
台風14号は、17日金曜午後、西日本に上陸する予想で、上陸すれば、今年3つめの「上陸した台風」になります。18日土曜にかけては、西日本を中心に大荒れの天気が続き、西日本から北日本の広い範囲で、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水・氾濫などに、警戒してください。
台風14号 17日金曜の午後 上陸へ
台風14号は、17日金曜7時には、長崎県五島市の西およそ180キロの海上にあって、1時間に15キロの速さで、北東へ進んているとみられます。すでに、九州の西側の広い範囲が、台風の強風域に入っています。
台風14号は、この後、進路を次第に東よりに変えて、17日金曜午後には、西日本に上陸する予想です。今年はすでに、7月に台風8号が東北に上陸、8月に台風9号が九州に上陸していますので、今回、台風14号が上陸すれば、今年、3つめの「上陸した台風」になります(速報値)。
この台風14号は、上陸した後、18日土曜にかけて、温帯低気圧の性質を帯びつつ、東日本へ進むでしょう。
西日本を中心に 暴風・高波・高潮に警戒
今回の台風で警戒すべきポイント、まずは、西日本を中心に「暴風・高波・高潮」です。
台風が上陸する西日本では、17日金曜と18日土曜は、雨が強まるだけでなく、風が吹き荒れて、大荒れの天気となるでしょう。東日本では、18日土曜になると、非常に強い風が吹きそうです。
18日にかけて予想される最大瞬間風速は、九州北部地方・中国地方・四国地方・近畿地方で35メートル、九州南部・東海地方・関東甲信地方・東北地方で30メートルです。
また、西日本や東日本では、海はうねりを伴って、大しけとなる所があるでしょう。18日にかけて予想される波の高さは、九州北部地方・九州南部で6メートル、四国地方・近畿地方・東海地方・関東甲信地方で5メートルです。
暴風や、うねりを伴った高波に、警戒が必要です。
さらに、西日本では、潮位が高い時期と、台風接近のタイミングが重なるため、高潮のおそれがあります。17日午後から18日はじめにかけては、高潮にも警戒してください。
普段は雨量の少ない所でも大雨に 土砂災害に厳重警戒
さらに、台風14号が上陸するだけでなく、台風の東側には前線が停滞しているため、台風本体が近づく前から雨が強まるでしょう。西日本では17日金曜を中心に、東日本では18日土曜を中心に、雷を伴った「非常に激しい雨」が降り、大雨になる所がありそうです。
特に、今回は「普段、雨の少ない所でも、雨量が多くなるおそれがある」というのが警戒すべきポイントです。
18日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、四国地方300ミリ、九州北部地方・東海地方250ミリ、中国地方・近畿地方200ミリ、九州南部150ミリ、関東甲信・北陸地方120ミリ、東北地方100ミリとなっています。
雨は、東日本を中心に、18日土曜も降り続くため、雨量はさらに増えるでしょう。19日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、東海地方200から300ミリ、関東甲信地方100から200ミリ、近畿地方・東北地方100から150ミリ、北陸地方50から100ミリです。
土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水・氾濫に、警戒が必要です。また、雨雲レーダーなどで、最新の気象情報を確認してください。
日本気象協会 本社 望月 圭子
■台風14号 土日に関東へ最接近か 広く大雨の恐れ 強風や高波にも注意・警戒を
台風14号 土日に関東へ最接近か 広く大雨の恐れ 強風や高波にも注意・警戒を
台風14号は、あす17日(金)の午後には西日本に上陸し、18日(土)にかけて東日本へ進む見込み。18日(土)は、関東の広い範囲で、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れも。強風や高波にも注意・警戒が必要。早めに台風への備えを。
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あす17日(金)の午後には雨が降り出す 海上では次第に風が強まる
関東では18日(土)に大雨・強風のピーク
早めに台風への備えを
あす17日(金)の午後には雨が降り出す 海上では次第に風が強まる
台風14号は、このあと進路を次第に東よりに変えて、あす17日(金)の午後には西日本に上陸する見込みです。その後、18日(土)にかけて東日本へ進み、19日(日)には関東の東へ進んで、温帯低気圧に変わるでしょう。
関東では、台風が接近する前から、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。このため、あす17日(金)の昼過ぎから雨が降り出し、夕方以降は広い範囲で雨が降るでしょう。
関東では18日(土)に大雨・強風のピーク
台風14号は、18日(土)から19日(日)にかけて、関東に最も接近する見込みです。18日(土)は、関東の広い範囲で雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
17日18時から18日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 100ミリから200ミリ、 関東地方南部 200ミリから300ミリです。
なお、その後も雨が続き、降水量がさらに増える恐れがあります。
また、18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
関東地方の海上で20メートルから24メートル(25メートルから35メートル)
伊豆諸島で20メートルから24メートル(25メートルから35メートル)です。
陸上でも風に向かって歩くことができないほどの強い風が吹くでしょう。
18日に予想される波の高さは 関東地方と伊豆諸島で5メートルです。
高波に注意・警戒し、強風にも注意してください。
早めに台風への備えを
台風の接近とともに、次第に雨や風が強まるため、あす17日(金)の午前中に、台風への備えをしておくと安心です。
事前に備えておくポイントは、次の3つです。
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
https://tenki.jp/forecaster/kubo_tomoko/2021/09/16/14099.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/43e9b436e0dd56580d5b1977791d5a5de3ee5af2