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8/24(火) 12:06 読売新聞オンライン

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、横浜市と神奈川県大和市、南足柄市の教育委員会は23日、市立学校の夏休み期間を延長すると発表した

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 横浜市は、対象が小中高校などで、夏休み期間終了後も今月末まで臨時休校にする。来月1日の学校再開に向け、児童生徒の健康状態や感染状況を把握する。

 市教委によると、夏休みが始まった7月21日以降、昨年度1年間を上回る児童生徒約800人の感染が確認されたという。多くの学校で26日に夏休みが終わるが、31日まで臨時休校にする。9月1~12日は短縮授業にするという。

 大和市は市立小中学校28校の夏休みを6日間延長し、今月31日までとする。

 同市の7月の感染者は10歳未満で27人、10歳代で49人だったが、8月は19日時点で10歳未満60人、10歳代110人と倍増している。

 市教委は「今後の感染状況によっては、再延長や分散登校、短縮授業なども検討する」としている。 

 南足柄市は、市立小中学校は今月30日から9月3日まで、市立幼稚園は同1日から3日まで、臨時休校・休園にする。臨時休校期間中、小中学校は分散登校による登校日を設け、オンライン学習について説明する。

 

 

 

 

 

 


8/24(火) 8:00 AERA dot.

 

都内のコロナ陽性率20%超えは「はっきり言って異常」 ウイルス研究者が警告〈dot.〉

「ワクチンが効かない変異株出現の可能性もある」と佐藤氏は指摘する ※写真はイメージ (c)朝日新聞社

 新型コロナのデルタ株が猛威を振るうなか、同等の感染力を持つとされるラムダ株が空港検疫で検出され、新たな変異株襲来の可能性に警戒感が高まっている。次々に出現する変異株の特徴や、感染の今後の見通しについて、ウイルス研究の専門家で、新型コロナ研究コンソーシアム「G2P-Japan」を主宰する、東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授に聞いた。

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――佐藤氏が主催する研究で、日本人の6割がデルタ株に対する免疫反応を十分に起こすことができない可能性があるという結果が出ました。つまり、日本人はデルタ株にかかりやすいということでしょうか。

 日本人の6割は、HLA-A24という細胞性免疫を保有しています。HLA-A24は、免疫反応をつかさどるHLA(ヒト白血球抗原)の一種。このHLA-A24という免疫から、デルタ株は逃れることが研究でわかりました。

 だからと言って、日本人だけが、デルタ株に対する免疫が弱いというわけではありません。たくさんある免疫のうちの1つをすり抜けていくというだけです。1つの免疫を逃れることにより、どれほどインパクトがあるのかは、まだわかっていません。デルタ株は、世界中で流行しているので、日本人だけがかかりやすいとは言えません。

――第5波はピークアウトの兆しが見えません。どのような状況になったら減少傾向になると推測できますか。

 人の行動が減らない現状からすると、難しいと思います。これまでの波は、緊急事態宣言が発出されたからピークアウトしたのではありません。緊急事態宣言が発出され、実際に人の行動が変化したから減っていました。第5波では、行動が変化しているのか疑問です。

 ピークアウトどころか、現状のまま人々の行動が変わらなければ、感染者数は増え続けると思います。毎日、夕方に感染者数が発表されますが、おそらく東京都の場合は、現在の検査体制のままだと5000人台で頭打ちでしょう。見た目上はこの数字が続くでしょうが、実際の感染者はもっと多いはずです。8月以降、都内の陽性率はずっと20%を超えています。この数値は、はっきり言って異常です。