転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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緊急事態宣言下で強行された東京五輪以来、
コロナ感染が爆発的に拡大し、医療崩壊状態が各地で発生しています。
東京五輪開催の7月23日には、
東京の感染者は1335人でしたが、8月5日には5000人を超えました。
また全国の感染者は4225人でしたが、
オリンピックが終了後の8月13日には2万人を超えました。
そうして現在、医療現場はひっ迫し、医療崩壊状況が各地で起きいます。
そうした中昨日(8月16日)、
スガ政権は「緊急事態宣言」を新たに7つの府県に追加し、
「蔓延防止等重点措置」についても10の県に追加しました。
これにより両方合わせると合計26の都道府県になり、
全都道府県の半分以上に上ります。
しかも、当初の8月末から9月12日まで延長することにもなりました。
専門家が「普通はない」と言っていた東京五輪を強行した結果、
爆発的な感染爆発を引き起こしたスガ政権の責任は
極めて重いと言わざるを得ません。
それでもスガ政権は、
8月24日からのパラリンピックを強行しようとしています。
たしかに原則「無観客」となりましたが、
「学校観戦」は認めるとしています。
しかし、前回(オリンピック)は「無観客」と同時に、
「学校観戦」も中止になりました。
すでに医療崩壊状況に陥り、コロナ感染は更に拡大しているのに、
「学校観戦」だけは強行しようとしているのです。
あり得ないことです。
しかも、その危険性を見越してか、
「自治体や学校設置者が希望すれば」としています。
つまり、観戦により何かあっても自分たちは責任を負わない、
と言っているのに等しいのです。
なんと無責任なことでしょうか。
そういえば、戦争末期の特攻隊も志願でした。
ではなぜ、これほどに「学校観戦」にこだわるのでしょうか。
そこには、東京五輪を通して、
子どもたちをテコにして日本社会を変えよう
としていた戦略があるからです。
東京都のオリパラ教育関連資料には、
「全ての子供が大会に関わる」とし、
五輪をとおして<重点的に育成すべき5つの資質>の一番目に
「(1)ボランティアマインド」が来ています。
そうして「子供たちのボランティアマインドを高めていくことにより、
子供たちが原動力となって、将来の日本が
ボランティア文化が進んだ社会へと変わっていくことも期待できる」
とまで書いてあります。
「道徳」の教科化と結びつく、戦前の「勤労奉仕」社会の現代版です。
また四番目に、
「(4)日本人としての自覚と誇り」が入っています。
これは「愛国心発揚」を狙うもので、
この間進められてきた「日の丸・君が代」強制、
「愛国心」教育の延長線上にあるものです。
オリンピックの国際平和の精神とは無縁のものです。
安倍首相は昨年一月、東京五輪を成功させて、
「平和憲法」を変え、
新しい日本社会(中身は日本社会の戦前回帰)
の出発点にすると述べていました。
彼はそのためにこれまでも
子たちの教育を最大限利用してきていたのですが
(教育基本法を改悪して「愛国心」を盛り込んだり、
教育勅語暗誦の森友学園の教育を持ち上げたり)、
東京五輪はその戦前回帰達成のためのものでもあったのです。
そしてスガ首相はその「アベ政治の継承」を掲げました。
だから、最後まで「学校観戦」にこだわっているのです。
「学校観戦」は、
決して子どもためでも選手のためでもありません。
彼らの「戦前回帰」路線のために利用されているのです。
本日(8月17日)
「戦争をさせない杉並1000人委員会」では、
<今やるべきは、パラリンピックではない!
国会を開いてコロナ対策を審議せよ!>
というビラをまき、街宣をする予定でしたが、
雨の為中止となりました。
そのビラを添付します。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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