【新型コロナ詳報】千葉県内1057人感染 初の千人超え 死者1人、市川と千葉でクラスター
8/6(金) 21:41配信

千葉日報オンライン

 千葉県内で6日、新型コロナウイルスに感染した1人の死亡と、1057人の感染が新たに判明した。一日の感染者が千人を超えるのは初。5日の942人を上回り過去最多となった。市川市と千葉市では2件のクラスター(感染者集団)が発生した。県疾病対策課は「東葛地域や千葉市だけでなく全県的に感染者が増えている。安心できる地域はない。より一層感染対策に注力して」と呼び掛けている。

 県は、70代女性の死亡と523人の感染を発表。死亡した女性は、泌尿器系の基礎疾患があった。7月下旬に自宅で体調を崩し救急搬送。検査で感染が判明した。新型コロナ以外の疾患が主な死因。

 感染者のうち、50代男性1人が重症。集中治療室(ICU)で人工呼吸器を使用し治療を受けている。このほか30代~90代以上の男女計11人の症状がやや重い。

 県は、市川市の障害児通所施設「放課後等デイサービスほっと」での新規クラスターも発表。新たに職員1人が感染し、職員と利用者計11人のクラスターとなった。

 千葉市は、10歳未満から90代の男女286人の感染を発表した。7月30日の206人を上回り過去最多。重症者の情報はないという。

 また、中央区内の高校で教員2人と生徒7人のクラスターを確認したと発表。生徒はいずれもサッカー部員で、教員は顧問などだった。

 船橋市は、10歳未満から70代までの162人の感染を発表した。150人超えは3日連続。50代2人の呼吸器症状がやや重く、他は軽症か無症状。50代以下が94%(153人)を占めた。

 感染経路不明は101人。30人は家庭内、16人は通勤・通学先での感染とみられる。市役所3階の子育て支援部職員のクラスターは1人増えて計28人。

 同市の変異株独自検査は、対象になった27人全員が陽性。うち25人は、感染力がより強いとされるデルタ株の可能性がある変異。

 柏市は、10歳未満~70代の86人の感染を発表した。

 6日に県内で感染が判明した人の居住地は、千葉市266人▽船橋市169人▽市川市108人▽柏市81人▽松戸市70人▽浦安市と佐倉市が各30人▽習志野市と市原市が各25人▽八千代市24人▽木更津市20人▽南房総市17人▽我孫子市16人▽流山市15人▽銚子市13人▽野田市12人▽成田市と白井市が各11人▽四街道市と君津市が各10人▽鎌ケ谷市、袖ケ浦市、館山市が各9人▽一宮町7人▽八街市6人▽富里市、茂原市、いすみ市、富津市が各5人▽香取市4人▽印西市と酒々井町が各3人▽鴨川市、勝浦市、長生村、睦沢町が各1人▽県外20人だった。