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2021/7/30 14:30 河北新報社

接種翌日、体温は39度近くまで上がった=27日午後5時ごろ

 

 

想像以上の副反応、準備の大切さ再認識 ワクチン2回目接種ルポ

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、楽天グループが25日に合同職域接種を始めるなど、宮城県内でも働く世代の接種が本格化しつつある。26日に2回目の接種を終えた40代男性記者が想像以上の副反応を報告するとともに、ぜひ覚えておきたい事前の準備をお伝えする。

(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨)

■初めは「拍子抜け」

 中肉中背で、既往症はない。家族は専業主婦の妻に小学校と幼稚園に通う娘が2人。心強いのは、副反応が出ても食事の準備や子どもの世話を妻に頼れることだ。職域接種で受けた6月28日の1回目は、米モデルナ社製ワクチンが打たれた左肩に痛みが出た。それでも2、3日で治り、発熱などはなかった。不便だったのは洗髪する時に腕が上がらなかったことぐらい。
 2回目は4週間後、7月26日の午後2時半すぎに受けた。2回目は副反応が出やすいと聞いていたので、上司に相談して翌日は休みを取得しておいた。接種後は前回と同じ左肩に痛みが出たが、体調は夜まで変化なし。「40代だし、こんなものか」と拍子抜けして眠った。


 副反応が現れたのは接種翌日、27日の朝だった。寝苦しさを感じて目覚めると体が重く、体温は37.5度あった。その後、見る見る熱が上昇し昼頃には38.6度に。たまらず、事前に用意していたアセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤を1錠服用した。


 筋肉痛にも似た倦怠(けんたい)感が想像をはるかに超えて全身を襲い、ソファにもたれ体を起こしているのもつらいほど。トイレに行く以外、ほぼ一日中ベッドで横になっていた。ただ不思議なことに食欲は落ちず、家族と食卓を囲めたのは幸いだった。

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