『子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち』
黒川祥子(2015年6月30日発行)を読んで
斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
被害者たちの赤裸々な訴えにとどまらず、専門家の目を通して
ワクチンやWHOについても言及してあり、想像以上に重要なこと
書かれていたので紹介します。
「引用開始」
「 …このワクチンは、これまでの生ワクチンや不活性ワクチンとは
異なり遺伝子組み換え技術を使った全く新しい概念のワクチンでし
副作用が出た少女たちはこれまでの症状には当てはまらない壮絶な
苦しみを伴うことになりますが、一切副作用とは認められません。
注射箇所の腫れや痛み、アナフィラキシーショックなどは認めます
が、後々現れる重篤な副作用は認めません。
そして本人の精神的疾患で片づけます。それどころか、副作用だと
訴えると病院や医師から診察を拒否されたりもします。
そもそもHPV感染(子宮頸がんウイルス)は普通に見られ、大部
は自然に治ってしまう感染症です。
医薬品の添付文書には「予防効果の持続期間は確立していない」と
明記されています。ガン予防効果を証明する臨床試験は
行われていません。
WHOの財源は加盟国の分担金と任意の寄附で、分担金は2割しか
なくて、多くはメーカによる金銭や医薬品などの寄附です。
「子宮頸がん征圧を目指す専門家会議」も「副反応検討部会」の
メンバーにもワクチン会社から多額の資金が提供されています。
議会で子宮頸がんワクチンに警鐘を鳴らした1週間後に東日本大震
が起き、仁科親子が「子宮頸がん、乳がん、定期的に健診を」と連
繰り返し呼びかけるようになりました。…」「引用終了」
もうひとつ興味深いことが書かれてありました。
「引用開始」
「 … 2009年にインフルエンザのパンデミック(注1)があり、
政府はワクチンを確保する計画を立てていましたが感染拡大となら
契約解除。
1社には違約金を支払い、もう1社は違約金は発生しませんでした
が、その代わりに子宮頸がんワクチンを公費助成することを決定
しました。その会社のインフルエンザワクチンには問題もありまし
厚労省はその危険性を察知していたにもかかわらず、そこから
子宮頸がんワクチンを買いました。…」「引用終了」
注1.このインフルエンザのパンデミック騒動の際にもWHOの騒
過ぎはメーカーの影響を受けていたのではないかと批判されていま
たんぽぽ舎です。【TMM:No4171】
2021年4月9日(金)地震と原発事故情報より