受験生とすべての生徒のみなさん、保護者や先生方、すべての市民のみなさまへ

 

 国連経済社会理事会特別協議資格NGO(非政府組織)である言論・表現の自由を守る会は、子どもと保護者の人権を侵害する憲法と国際人権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)と市民的政治的権利に関する国際規約(自由権規約)等人権条約及び国連憲章に違反している大学入学共通テストの廃止を提案します。

 

  

 

 

 日本政府が1979年、国際人権規約を批准した際、留保していた社会権規約第13条第2項b項およびc項を、2012年9月11日批准しています。

 日本国憲法第98条で、「誠実に順守する」としている人権条約は憲法と同じ効力があります。

 

 国際連合加盟国であり、第2次世界大戦の侵略国である日本の政府は、日本国民に対し人権条約レベルの人権保証を実現する責任があります。

 

※社会権規約第13条第2項b項

およびc項

 

 

 

2012年9月11日 外務省HP  

 

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/tuukoku_120911.html

 

経済的,社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)第13条2(b)及び(c)の規定に係る留保の撤回(国連への通告)について

平成24年9月

 日本国政府は,昭和41年12月16日にニューヨークで作成された「経済的,社会的及び文化的権利に関する国際規約」(社会権規約)の批准書を寄託した際に,同規約第13条2(b)及び(c)の規定の適用に当たり,これらの規定にいう「特に,無償教育の漸進的な導入により」に拘束されない権利を留保していたところ,同留保を撤回する旨を平成24年9月11日に国際連合事務総長に通告しました

 この通告により,日本国は,平成24年9月11日から,これらの規定の適用に当たり,これらの規定にいう「特に,無償教育の漸進的な導入により」に拘束されることとなります。

(参考)

 社会権規約13条2(b)及び(c)≪抜粋≫

第13条2

  1. (b)種々の形態の中等教育技術的及び職業的中等教育を含む。)は,すべての適当な方法により,特に,無償教育の漸進的な導入により,一般的に利用可能であり,かつ,すべての者に対して機会が与えられるものとすること。
  2. (c)高等教育は,すべての適当な方法により,特に,無償教育の漸進的な導入により,能力に応じ,すべての者に対して均等に機会が与えられるものとすること。
    (注)我が国は,社会権規約を批准した際,上記規定の適用に当たり,強調文字部分に拘束されない権利を留保。

 

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初の「大学入学共通テスト」始まる

 コロナ禍の異例の状況の中

 

感染が拡大し緊急事態宣言も出される異例の状況の中、大学入試センター試験に代わって初めて実施される「大学入学共通テスト」が16日から始まりました。北海道 稚内市の会場では、暴風雪の影響で16日の試験がすべて中止され、73人の再試験が決まったということです。

 

 

■01/16 11:00北海道新聞

 

初共通テストに道内1万7千人 稚内では荒天で中止

新型コロナで厳戒態勢の下、試験開始を待つ受験生=16日午前10時20分、札幌市北区の道教大札幌校(金本綾子撮影)


 大学入試センター試験の後継として初めて行われる大学入学共通テストが16日、全国一斉に始まった。道内は道北を中心に大荒れの天候となる中、稚内市の稚内北星学園大会場で暴風雪による交通機関の乱れのため、16日の試験が中止となり、30日に再試験が実施されることになった。一日の日程すべてが再試験となるのは、前身のセンター試験、共通1次試験も含めて初めて。

 稚内北星学園大会場では、73人が受験予定だった。悪天候で稚内市内でバスなどの公共交通機関が運休したことを踏まえ、大学入試センター(東京)が延期を決めた。17日の試験は予定通り行うとしている。道内ではこのほか、北海道科学大と北海学園大のそれぞれ1教室で問題冊子の配布が遅れ、1教科目の「地理歴史・公民」の開始時間がそれぞれ2分と1分遅れた。

 16日に共通テストが実施されたのは、稚内北星学園大会場を除く道内25会場を含む全国680会場。全国の出願者数は前年度のセンター試験より2万2454人少ない53万5245人で、道内は918人少ない1万6943人。共通テストを入学試験に利用する大学・短大は前年度から8校増え、過去最多の866校で、道内は前年より1校増の46校だった。

 今年は16、17日の第1日程に加え、新型コロナの感染拡大に伴う休校で、学習に遅れが生じた人を対象に特例措置として、30、31日に第2日程を設けた。第1日程に発熱などの体調不良で試験を受けられなかった人の追試験も併せて実施される。

 16日は「地理歴史・公民」のほか、「国語」「外国語」を実施。17日に「理科」と「数学」を行う。第1日程の平均点の中間発表は20日、最終発表は2月18日以降の予定。第1日程の得点調整の有無の発表は1月22日に行う。