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3/13(金) 20:40配信時事通信
環境省は13日、放射能濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超える「指定廃棄物」を、誤って福島県飯舘村の道路工事で資材として利用していたと発表した。
周辺の空間線量に変化はなかったが、工事現場を掘り起こして除去するという。
この廃棄物は、飯舘村の家屋解体で出たコンクリートのがれき約1立方メートル(約170キログラム)。放射能濃度は1キロ当たり1万9300ベクレルと基準の2倍超で、2月上旬に村内の道路工事で砂利として使われた。
再利用できる基準値以下の廃棄物と共に、仮置き場で保管されていたが、同省担当者が指定廃棄物も誤って加工してしまったという。本来は富岡町の施設で埋め立て処分する予定だった。
浪江町で2月、指定廃棄物が入った袋二つを地元事業者が紛失したことが明らかになり、同省が管理状況を調査する中で新たなミスが発覚した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000200-jij-pol
■ 農地に除染土再利用へ=環境省、実証事業を公開-福島
2019年05月24日
環境省は24日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業で生じた土を農地で再利用するため、帰還困難区域に指定されている福島県飯舘村長泥地区で行っている実証事業を報道陣に公開した。6月にも発電燃料用の作物の栽培を始める。安全性が確認されれば、将来的に同地区内の約34ヘクタールの土地に農地を造成する。
福島漁業、拡大へかじ 値崩れ警戒も衰退に危機感―東日本大震災9年
実証事業では村内の除染土のうち1キロ当たり5000ベクレル以下のものを使って280立方メートルの盛り土を造成。同日は重機による工事などを公開した。表面から50センチ分は放射能汚染されていない土で覆い、バイオマス発電の燃料に使う穀物などを栽培。放射能濃度などを測り、今年度中に安全性を検証する。
環境省の実証事業で、除染作業で生じた土を再利用してできた盛り土=24日午後、福島県飯舘村
長泥地区の一部は、帰還困難区域内の避難指示解除に向けた国の「特定復興再生拠点区域」に指定され、村は2023年春の解除を目指している。