2020年03月13日19時08分
WHO中止勧告なら「従う」 東京五輪でIOC会長
【ベルリン時事】
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は12日、ドイツ公共放送ARDのインタビューで、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの影響で東京五輪中止や延期を助言したらどうするかとの問いに、「従う」と述べた。一方、現在は予定通り7月24日の開会式実施に向けて、全力を尽くしていると強調した。
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バッハ氏は「これらの問題を担当する専門家集団であるWHOの助言を聞く」と語った。ただ、WHOはこれまで、開催するかどうかの判断は「主催者の責任」であり、WHOが行うのは技術的な助言だとの見解を示している。
バッハ氏はまた、ウイルスの影響で選手の選考に問題が出ていると述べ、選考条件を変更するなど「柔軟に対応する」と説明した。