<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。

 本日(5月3日)、東京有明にある臨海広域防災公園で、▲ 「平和といのちと人権を!-許すな!安倍改憲発議ー5・3憲法集会」(主催:平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会)が開かれました。

 この間の「改元・代替わり」の異常なお祭り騒ぎでこの集会がどうなるか危惧されましたが、やはり人々は黙ってはいませんでした。
 集まった人数は昨年の6万人を越え、6万5000人でした。

 主催者を代表して高田健さんは次のような挨拶をしました。
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 2年前の5月3日、安倍首相は9条改憲案を発表、2020年に施行すると言った。
 その案では「自衛隊」を入れ、名実ともに戦争する国にするものだった。



 また4項目を並べ、発議キャンペーンをやってきた。
 その中で、自衛隊員の子どもたちがかわいそうだなどとのべ、「自衛隊は24時間365日国のために奮闘している」と繰り返した。
 それに対し私たちは国会内外で反対運動をやってきた。
 この運動もあり、9条改憲を提示すらできなかった。
 2020年に施行するためには、今国会でやるか、参院選で3分の2を獲得するかしかない。
 私たちは全力を挙げて阻止する。
 本日は全国で大規模な反対行動が取り組まれている。
 私たちは、辺野古や原発、貧困などなど、多くの課題をまとめ国会発議を阻止しなければならない。
 そのためにも、参院選では野党共闘を実現しなければならない。
 連休明けには、野党と市民による政策一本化の話し合いがもたれる。
 野党一本化プラス全力を挙げての運動で3分の2を打ち砕こう。
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 この後、「メインスピーカー」として
  ①湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家・翻訳家)
  ②元山仁士郎さん(「辺野古」県民代表の会代表)
  ③高山佳奈子さん(京都大学教授)
  ④永田浩三さん(ジャーナリスト、武蔵野大学教授)
のスピーチがありました。

 これらのスピーチはさっそくインターネットなどにも流れているようです。
 その中で、④永田さんのスピーチは「産経新聞」にも載ったようです。メールで、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000545-san-pol
 元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」(5/3(金) 18:38配信 産経新聞)というのが流れてきましたので、是非ご覧ください。

 他の方の発言は割愛させていただきますが、②元山仁士郎さん(「辺野古」県民代表の会代表)の発言は本土の私たちに強く訴えるものでした。
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 2月24日の「県民投票」では、投票率52.4% 、反対票は72%で
圧倒的多数の反対の「民意」が示された。
 それにもかかわらず埋め立てが続いている。
 なぜ民意が反映されないのか。
 どう思いますか。皆さんのところでこんなことがあったら。
 許せますか。怒って欲しい。
 しかし、県で反対表明したのは岩手と静岡の2つのみだった。
 岩屋防衛大臣は「沖縄には沖縄の、国には国の民主主義がある」と言った。
 民主主義、憲法って何なんですか。
 日本の人々はこれから何を大事にして生きて行くと言うんですか。
 膨大な税金を軍事基地建設の埋め立に使われていいんですか。
 税金をあらゆる人々のために使っていくのが法の趣旨じゃないですか。
 そうした社会が望まれるのじゃないですか。
 日本国憲法があるからこそ沖縄は日本に復帰した。
 「県民投票」では、若い世代がどうこの問題に向き合うのかをテーマとしてアクションを起こしてきた。
 今を生きる私が、親・孫たちに何をかたるかを考えながらやってきた。
 皆さん、あなたが何をしたいのか、自分の言葉で語れるようになりましょう。
 そうしたら今度こそ、沖縄の民意が実現できると思う。
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 次に政党などから以下の発言がありました。
  ①立憲民主党:枝野代表
  ②国民民主当:玉木代表
  ③共産党:志位委員長
  ④社民党:又市党首
  ⑤沖縄の風:伊波幹事長
 いずれも、アベ政治を批判し、参院選では安倍政権を追い落とそうというもので、
 又市氏は、「今変えなければならないのは憲法ではなく、安倍政権だ!」と述べました。

 その後、「プラカードアピール」が行われ、「市民連合からの訴え」として、広渡清吾さん(東京大学)が、2015年12月に市民連合が結成されて以来の活動を紹介、
 「今、安倍政権に代わる勢力が求められている。
 これに答える事が第一のことだ。
 そのためには、足し算するだけではダメだ。
 憲法を守るだけのものでもない。
 実現すべき豊かな内容を持っている改憲阻止!憲法擁護!を実現する力を付けなければならない。
 そして参院選では、安倍政権を打倒する糸口を付けなければならない。」
 と述べました。

 その後、「リレートーク」として、
  ①朝鮮高校無償化(東京朝鮮中等学校生徒のみなさん)
  ②貧困格差(本田由紀さん:東京大学教授)
  ③フクシマから(武藤類子さん:福島原発告訴団・団長)
  ④外国人労働者の実態(鳥井一平さん:移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事)
 の方々からのスピーチがありましたが、割愛します。

 そして「コンサート」として、
 合唱「翼をください」 植田あゆみさん
 があり、
 その後、閉会の挨拶と行動提起が行われ、デモに移りました。

 「改元・代替わり」直後の2019年「5・3憲法集会」は成功裏に終ったと思います。
 今後この成果をどう具体的行動に生かしていくかが私たちに求められると思います。

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 ところで本日の集会前に、私が仲間と、下記にある『第9回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会』のチラシを参加者の多くが下車する国際展示場駅前でまいていたら、
 チラシを受け取ったある中年の男性に「君が代の君って誰のことだ」と聞かれました。
 「天皇のことだ」と答えると、
 「学校ではそれをちゃんと教えているのか」と聞かれたので、
 「「ちゃんと教えていないから、子どもたちは意味も分からず歌っているのだ。国民主権に反する歌だ」と答えると、
 「そうだ、自分もおかしいと思っていた」と言って集会場に向かって行きました。

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全国から集う!全国で闘おう!
◎ 『第9回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会』
~教育の国家支配はゴメンダ!~

 <日時>2019年7月21日(土)10:30~17:00
 <場所>日比谷図書文化館コンベンションホール(旧日比谷図書館地階)
 <講演>世取山洋介(新潟大学准教授・教育法学会事務局長)
    テーマ「『日の丸・君が代』と子どもの良心形成」
 <全国各地からの闘いの報告>
 (資料代)500円
 集会後:銀座デモ
 翌7月22日(月)文科省交渉(詳細は21日に)
 <主催>第9回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会実行委員会
    (連絡先:090-7015-3344(永井))


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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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