国立感染症研究所が本日2月19日、最新の麻疹(はしか)の患者数を、今年に入り167人と発表しました。
厚生労働省は、発熱や発疹の症状がある患者を診察する際には、はしかの可能性を念頭において注意するよう、全国の自治体を通じて医療機関に通知を出しました。
【 ワクチンによる予防が有効 】
はしかは、ウイルスの感染から約10日後、発熱やせき、くしゃみなどの風邪に似た症状がみられる。その後、39度以上の高熱や発疹が出て、4日程度続く。
感染力が強く、患者のくしゃみなどのしぶきが乾燥すると、ウイルスを含んだ微粒子が空気中に漂い、それを吸い込んでもうつる。
手洗いやマスクでは防げず、免疫のない人はほとんどが発症し、治療薬はありません。
ワクチンによる予防が最も有効であり、感染拡大を防ぐため、疑わしい症状がある場合は、受診前に医療機関に連絡し受診について相談を。
妊娠中はワクチンの接種ができないので、流行中は外出は控えましょう。
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大阪市HP
報道発表資料 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について(第2報)
2019年2月13日
ページ番号:461824
問合せ先:大阪市保健所感染症対策課(06-6647-0951)
平成31年2月13日19時50分発表
大阪市では、大阪市内の同じ商業施設の従業員が麻しんに感染したことが判明し、注意喚起した(平成31年2月11日報道発表済)ところですが、本日、さらに同じ商業施設内の複数の従業員が麻しんに感染していることが判明しましたので、お知らせします。
本発表は当該従業員(以下、「患者」という。)と接触した方が麻しんに感染している可能性があるため、広く情報提供するものです。
■2/13(水) 22:02配信 朝日新聞デジタル
ハルカス店員、新たに5人がはしか 計7人が感染
大阪市保健所は、超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で、店員5人が新たにはしかに感染したと、13日発表した。別の店員2人も発熱や発疹などはしかの症状を訴えていて現在検査中といい、施設を訪れた人に注意を呼びかけている。
7人は10~40代の男女で今月3~10日、ウイング館9階のバレンタインフェア会場、2階のイベントスペース、タワー館10階などで勤務していた。同ビルでは10日にも別の2人の女性店員の感染が判明。保健所は同一の感染源とみている。