=日弁連「憲法を詩おう♪コンテスト」=
◆ 7歳の小学生が作詩した「憲法ソング」誕生 (週刊金曜日)
※ You Tube (4:08)
日本弁護士連合会(日弁連)は、施行70年を超えた憲法の大切さ、尊さを詩に託す作品を募集し、7歳の小学生がその「大賞」を獲得した。
日本弁護士連合会(日弁連)による「憲法を詩おう♪コンテスト」の入賞作品表彰式と、「憲法ソング」の発表会が12月1日、東京都内で開催された。
日弁連は「日本国憲法企画」として、憲法施行70年の昨年も「憲法ポスター展」として作品の一般公募を行なった。
今年は、憲法の理念や役割をテーマに、その大切さをうたう詩を公募。今年5月14日から9月7日までの募集期間中に、390点の作品が寄せられた。
そこから、作曲家・ピアニストの谷川賢作さんら7人の審査員が「小学生以下」「中学生・高校生」「大学生・社会人」の3カテゴリーごとに、金・銀・銅の各賞ほか入選作を決定。
さらにその中から選ばれた「大賞」作品の詩を、谷川さん作曲による「憲法ソング」として公表したもの。
◆ へいわをまもるけんぽう
審査員の1人で日弁連の菊地裕太郎会長は「憲法には人類が長年育んできた普遍的な価値が盛り込まれており、入選作からはその心が伝わってくる。今日の集いを通じて私たち弁護士も市民の皆さんとともに憲法の大切さを再認識できる」と、表彰式で挨拶。
同じく審査員で、学習院大学の青井未帆教授による特別講演「誰が憲法を守る?」に続いて、表彰式が行なわれた。
今回、「大賞」に輝いた、小学生の尾池ひかりさん(7歳・茨城県)ら受賞者が登壇した。
「大学生・社会人」の部で、「ワシの名前は『憲法』だ古稀を過ぎてるジジイだがまだまだカクシャク元気だぞ」と詩い、金賞を受賞したのは坂巻克巳さん(71歳・東京都)。
「締切前日に募集を知って応募した」と述べながら、「一昨年に101歳で亡くなられたジャーナリストのむのたけじさんが、憲法について20年近く前に雑誌で語ったお話が頭に残っていたことから、『雑巾のように』と題した憲法を語る詩を書いた。むのさんにお礼を申し上げたい」と語った。
谷川さんは「想像力のある『センスのいい挑発』をポイントに作品を選んだ」と述べ、最後は谷川さんらによるバンド「DiVa」の演奏による「憲法ソング」を会場に集まった参加者全員で合唱した。
なお、入賞作品については日弁連の公式サイトにて公開されている。
https://www.nichibenren.or.jp/news/year/2018/181030.html
『週刊金曜日 1214号』(2018.12.21)
◆ 7歳の小学生が作詩した「憲法ソング」誕生 (週刊金曜日)
岩本太郎(いわもとたろう・編集部)

※ You Tube (4:08)
日本弁護士連合会(日弁連)は、施行70年を超えた憲法の大切さ、尊さを詩に託す作品を募集し、7歳の小学生がその「大賞」を獲得した。
日本弁護士連合会(日弁連)による「憲法を詩おう♪コンテスト」の入賞作品表彰式と、「憲法ソング」の発表会が12月1日、東京都内で開催された。
日弁連は「日本国憲法企画」として、憲法施行70年の昨年も「憲法ポスター展」として作品の一般公募を行なった。
今年は、憲法の理念や役割をテーマに、その大切さをうたう詩を公募。今年5月14日から9月7日までの募集期間中に、390点の作品が寄せられた。
そこから、作曲家・ピアニストの谷川賢作さんら7人の審査員が「小学生以下」「中学生・高校生」「大学生・社会人」の3カテゴリーごとに、金・銀・銅の各賞ほか入選作を決定。
さらにその中から選ばれた「大賞」作品の詩を、谷川さん作曲による「憲法ソング」として公表したもの。
◆ へいわをまもるけんぽう
審査員の1人で日弁連の菊地裕太郎会長は「憲法には人類が長年育んできた普遍的な価値が盛り込まれており、入選作からはその心が伝わってくる。今日の集いを通じて私たち弁護士も市民の皆さんとともに憲法の大切さを再認識できる」と、表彰式で挨拶。
同じく審査員で、学習院大学の青井未帆教授による特別講演「誰が憲法を守る?」に続いて、表彰式が行なわれた。
今回、「大賞」に輝いた、小学生の尾池ひかりさん(7歳・茨城県)ら受賞者が登壇した。
「大学生・社会人」の部で、「ワシの名前は『憲法』だ古稀を過ぎてるジジイだがまだまだカクシャク元気だぞ」と詩い、金賞を受賞したのは坂巻克巳さん(71歳・東京都)。
「締切前日に募集を知って応募した」と述べながら、「一昨年に101歳で亡くなられたジャーナリストのむのたけじさんが、憲法について20年近く前に雑誌で語ったお話が頭に残っていたことから、『雑巾のように』と題した憲法を語る詩を書いた。むのさんにお礼を申し上げたい」と語った。
谷川さんは「想像力のある『センスのいい挑発』をポイントに作品を選んだ」と述べ、最後は谷川さんらによるバンド「DiVa」の演奏による「憲法ソング」を会場に集まった参加者全員で合唱した。
なお、入賞作品については日弁連の公式サイトにて公開されている。
https://www.nichibenren.or.jp/news/year/2018/181030.html
『週刊金曜日 1214号』(2018.12.21)