イラク総選挙で不正、再集計の方針
イラクの国会は、先月行われた議会選挙で不正があったとして、票を手作業で再集計する方針を固めました。
イラクでは先月、過激派組織「イスラム国」の掃討以降初となる議会総選挙が行われ、反汚職などを掲げるサドル師の政党連合が最多議席を獲得し、現職のアバディ首相の勢力は第3党となっていました。しかし、アバディ首相は選挙で「深刻な違反」があったとの見方を示していて、国会でも6日、票を手作業で再集計することや国外からの投票を無効とする内容を盛り込んだ法案が承認されました。
今回の選挙では、不正防止のために導入された電子投票システムが逆に不正に繋がったとして、批判の声が上がっていますが、再集計の期日は決まっておらず、次期政権の連立交渉が遅れるなどの影響が懸念されます。
TBSNEWS 2018/06/07 8:00