タイ航空機着陸やり直し 重大インシデント認定
2018/4/17 17:24
羽田空港で11日夜、着陸しようとしたタイ航空機が、高度の異常低下を示す警報が作動したため、着陸をやり直していたことが分かった。乗客乗員計384人にけがはなかった。国土交通省は17日、事故につながりかねない重大インシデントと認定、運輸安全委員会が調査官4人を派遣した。
国交省によると、警報が作動したのは羽田空港の北東約8キロ、高度約170メートルの地点で、C滑走路に向けて飛行していた。パイロットが、機体と滑走路の位置関係を十分に把握していなかった可能性があるという。〔共同〕
■朝日新聞(2011年10月21日 朝刊)
羽田空港への飛行ルート変更
羽田空港は昨年10月21日にD滑走路の供用を開始。年間発着枠が30・3万回から44・7万回に拡大することを受け、飛行ルートを見直した。原則として航空機は県の南北方向から進入し、(1)南風好天時は千葉市中央区上空から西に(全ルートの37%)(2)南風悪天時は船橋市か松戸市上空を経て南西に(同3%)(3)北風好天時は木更津市か富津市海上上空を経て北西に(同25%)(4)北風好天時以外は木更津市か君津市上空を経て北西に(同35%)——向かって着陸する。