<米子空港>陸自ヘリ緊急着陸 山火事派遣途中 滑走路閉鎖

 29日午前8時16分ごろ、陸上自衛隊第13飛行隊所属のヘリUH1が、鳥取県境港市の米子空港に緊急着陸した。滑走路を共用している航空自衛隊美保基地によると、災害派遣のために岡山県奈義町の日本原駐屯地から島根県の隠岐の島町へ向かう途中だったという。機体のトラブルによる着陸とみられる。この影響で米子空港は午前10時16分まで滑走路の一部を閉鎖し、2便が欠航した。

 同基地などによると、ヘリの着陸場所は滑走路わきの草地。隠岐の島町で28日に発生し、延焼中の山林火災の消火に向かう途中だった。乗員は4人で、けが人はいない。

 自衛隊ヘリを巡っては、今年2月、佐賀県神埼市の住宅地に陸自の戦闘ヘリが墜落し、乗員が死亡。また、3月には鹿児島県沖永良部島で空自の大型輸送ヘリから重さ約31キロの扉が落下するなどトラブルが続いている。

3/29(木) 毎日新聞