慰安婦問題 「日本の心こめた謝罪が完全な解決」=文大統領

 1/10(水)11:12配信ソウル聯合ニュース】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、青瓦台(大統領府)で開いた新年の記者会見で、韓国政府が旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との合意の破棄や再交渉を求めない方針を発表したことに関する質問を受け、「日本が真実を認め、被害者に真の謝罪をし、それを教訓に国際社会と努力することが慰安婦問題の解決だと思う」と述べた。

 文大統領は「日本が心をこめて謝罪してこそ(被害者の)おばあさんたちも日本を許すことができ、それが完全な慰安婦問題の解決だと思う」と指摘。その上で「政府が被害者を排除し、条件と条件をやり取りして解決できる問題ではない」として、「前政権で両国政府が条件をやり取りする方法で被害者を排除し、解決を図ったこと自体が間違った方法だった」と強調した。また、「従来の合意を破棄し、再交渉を求めて解決できる問題ではない」との考えを示した。



文在寅大統領「慰安婦合意、日本との誤った結び目を解くのが大統領の責務」…新年記者会見

1/10(水) 10:27配信 中央日報日本語版

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日午前10時から青瓦台(チョンワデ、大統領府)で国内・海外の記者約250人を対象に新年記者会見を開き、韓日慰安婦合意に言及した。

文大統領は冒頭の発言で「80年ほど前、花のように美しい少女一人も守れなかった国家が被害者のおばあさんにまた深い傷を負わせた」とし「国家の存在理由を改めて考えさせる」と述べた。

続いて韓日慰安婦合意について「韓日両国間で公式的な合意をした事実は否認できない。日本との関係をうまく解決していくことも非常に重要だ」とし「しかし間違った結び目は解かなければいけない。それが大統領として付与された歴史的責務だと考える」と述べた。

日本に対しては「日本と心が通じる真の友人になることを願う」とし「韓国と日本は文化的・歴史的に多くの部分を共有している。両国が共に努力し、共同の繁栄と発展を遂げていかなければいけない」と強調した。