【脱原発をめざす女たちの会】事故後6年経ち初めて業務上過失致死罪で、強制起訴された東電の当時の経営者3人の刑事裁判が始まりました。3月前橋地裁は、福島から群馬県に避難した原告らが訴えた裁判で、東電と国の過失を初めて認めました。「故郷を捨てるのは簡単、自主避難は自己責任」と暴言をはいた今村前復興大臣は4月辞任し、後任の吉野大臣は「最後の1人まで支援する」と発言しましたが、3月末で自主避難者への住宅支援は打ち切られています。福島原発事故は、終わっていません。刑事裁判、避難をめぐる問題をしっかり聞き、学び、共有し、脱原発を目指していきましょう。
講演:精力的に活動を続けてこられているお二人に、現状をお話し頂きます。武藤類子さん(福島原発告訴団団長)「福島原発事故の責任を問う刑事裁判が始まった」吉田千亜さん(フリーライター)「消されゆく被害-避難者の貧困、除染打ち切りの福島-」武藤類子さん福島県三春町生まれ。福島第一原発事故前より脱原発活動に関わる。事故後、2012年3月に福島原発告訴団を結成、同団長。著書に、「福島からあなたへ」(大月書店)がある。吉田千亜さん二児の母。東日本大震災後、放射能汚染と向き合う母親たちの取材、自主避難者の支援を続ける。原発事故後の状況と母親たちの活動を紹介する季刊誌「ママレポ」などの編集・執筆に携わる。著書に、「ルポ母子避難-消されゆく原発事故被害者」(岩波新書)がある。