日本科学技術ジャーナリスト会議 2017年9月例会
 
  原発の活断層評価のどこが問題か
―原子力規制委員会の地震想定を問い直す―

講師: 島崎邦彦さん(東京大学名誉教授)
日時: 2017年9月20日(水) 午後6:30〜8:30
場所: 東京理科大学 数学体験館「数学授業アーカイブス 兼 サロン」
   (東京都新宿区神楽坂1-3 東京理科大学 近代科学資料館 地下1階)

 原子力規制委員会の委員長代理を務めた島崎邦彦さんは、規制委員
会の地震想定を「過小評価」と指摘、原子力発電所の安全審査が「再
稼動ありき」に陥っているとみる。委員長代理を退いてから規制委に
この問題を提起したが、規制委は姿勢を変えなかった。島崎さんは再
稼動の差し止めを求める訴訟でも証言し地震想定を見直す必要がある
と主張している。
   原発の地震想定はどのように決められるのか?なぜ想定をめぐって
見方が分かれるのか?専門的で一般の人にとって理解しにくい問題だ
が、国民にとって極めて大事な論争について、地震研究の第一人者
で、実際に安全審査に携わった島崎さんに解説していただく。


島崎邦彦(しまざき・くにひこ)さん 略歴:東京大学大学院理学系
研究科で博士号。東大地震研究所教授などを務めた後、日本地震学会
会長や地震予知連絡会会長などを歴任。2012年9月から14年9月ま
で、発足したばかりの原子力規制委員会の初代委員(委員長代理)と
して新規制基準の策定、安全審査に携わる。著書・共著に「あした起
きてもおかしくない大地震」(集英社)、「活断層とは何か」(東京
大学出版会)、「地震防災の事典」(朝倉書店)、「新編 日本の活
断層」(東京大学出版会)などがある。

                                        担当 JASTJ企画委員長 室山哲也

※参加希望の方は事務局まで電子メール(hello@jastj.jp)で、9月15
日(金)までにお申し込みください。会員以外の方の参加も可能です
(勤務先など、ご所属をご明記いただきます)。

※会員と塾開催期間中の塾生は無料。その他の方には参加費1,000円を
いただきます。

★例会報告の原稿執筆者を募集
原稿は1,300字前後で締め切りは11月26日(日)。12月に発行予定の
会報85号に掲載します。ご協力いただいた方には図書券3,000円を
お贈りいたします。原稿執筆に不慣れな方や塾生も歓迎いたしますの
で、執筆希望者は事務局までご連絡ください。


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日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)事務局   藤田貢崇 中野 薫
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