■転載:NHK 5月6日 20時52分
帰還困難区域の山火事 1週間で50ヘクタール余焼ける
原発事故の影響で帰還困難区域となっている福島県浪江町で起きた山火事は、発生から1週間がたって50ヘクタール余りが焼け、県によりますと、6日夕方までに炎や煙はほとんど見えなくなったということです。消防や自衛隊は火が完全に消えるまで、7日も消火活動を続けることにしています。
先月29日に福島県浪江町井手で起きた山火事は1週間がたち、6日も消防のほか、県から災害派遣要請を受けた自衛隊が夕方までヘリコプターなどで消火活動に当たりました。
県によりますと、午後5時現在、完全には消えていないものの、炎や煙はほとんど見えなくなったということです。
これまでに焼けた山林は、隣接する双葉町を含む50ヘクタール余りに及ぶということです。
現場は原発事故の影響で放射線量が比較的高く、立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域にありますが、県によりますと、周辺の放射線量に目立った変化はないということです。
消防や自衛隊は完全に火が消えるまで、7日も消火活動を続けることにしています。
■浪江町HPより
掲載日:2017年5月6日更新
浪江町井手地区の林野火災の状況について(鎮圧)
4月29日に発生した浪江町井手地区の林野火災についてお知らせします。
消防隊員や自衛隊など関係機関一丸となった懸命な消火活動により、5月6日18時10分に鎮圧に至りました。
引き続き、鎮火に向けて消火活動を継続してまいります。今回の火災により、皆さまにご不安、ご心配をお掛けしておりますが、もうしばらく消火活動に対するご理解とご協力をお願い申し上げます。
鎮圧: 延焼の危険が無くなった状態まで抑えたことを「鎮圧」と呼びます。くすぶっている火種が再燃しても、消防力が火の勢いを手中に収めているので、いつでも消せる状態を言います。
鎮火: 火種をすべて消し去った状態を「鎮火」と呼びます。
このページに関するお問い合わせ先 総務課〒979-1592 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田7-2防災安全係 電話:0240-34-0229 FAX:0240-35-5352
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