NHK 05月01日 21時06分

浪江町の山林火災 おさまらず

東京電力福島第一原発の事故による帰還困難区域となっている、浪江町の山林の火事は、出火から丸2日が過ぎた1日夜もおさまらず、2日も自衛隊などがヘリコプターで消火活動を行うことにしています。
この火事は、先月29日午後4時半ごろ、福島県浪江町井手の山林から「煙が上がっている」と消防に通報があったもので、30日からは福島県や宮城県などのヘリコプターに、災害派遣要請を受けた自衛隊のヘリコプターも加わり、上空からの消火活動が続けられています。
1日午前中にNHKのヘリコプターが撮影した映像では、白っぽい煙が広い範囲から上がっていて、一部の山肌には火も見られました。
1日午後からは雨で火の勢いがやや弱まり、地元の消防が地上からも消火活動を行ったものの鎮火には至らず、ヘリコプターによる1日の消火活動も日没とともに打ち切られました。
県によりますと、これまでにおよそ20ヘクタールが燃えたとみられていて、この火事による人や建物への被害はないということです。
現場は、原発事故の影響で放射線量が比較的高く立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域で、2日も1日とほぼ同じ態勢で消火活動が行われるということです。


NHKニュース


福島県浪江町 気象予報


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