2016年9月 16日
豊洲地下空間の水から微量のヒ素
築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、都議会共産党は16日、青果棟の地下空間で採取した水を調査した結果、環境基準を下回る微量のヒ素を検出したと発表した。
ヒ素の環境基準は1リットル当たり0・01ミリグラムで、調査結果によると検出されたのは0・004ミリグラム。共産党は「ヒ素は雨水に含まれない。たまり水が地下水に由来していることを示すものだ」と主張し、都側に今後、継続的な調査を求める方針を示した。
都が実施した7回の地下水の調査で、ヒ素は共産党の調査と同程度の微量を検出することもあった。
【共同通信】