地下水漏れか=豊洲市場の主要施設―共産都議団が現地調査



地下水漏れか=豊洲市場の主要施設―共産都議団が現地調査


 東京都が築地市場(中央区)からの移転を延期した豊洲市場(江東区)で、主要施設の地下空間の底面に水がたまっている問題をめぐり、共産党都議団は14日、現地調査を行った。

 共産党都議団は14日、現地調査共産党都議団は14日、現地調査ことから、地下水が漏れ出している可能性が高いとの見解を明らかにした。

 都庁で同日夜、記者会見した曽根肇都議らによると、この日午後に青果棟を訪れ、最大で約20センチの深さに達していた地下空間の水を採取。その場でリトマス試験紙を浸すと青色に変わり、強アルカリ性であることを示した。

 採取した水は持ち帰り、検査機関に提出。その結果は16日ごろに出るという。曽根都議は「何らかの化学物質が影響しないと、これだけの強アルカリ性にはならない」と主張した。

 これに関連し、豊洲市場の土壌問題を調べてきた畑明郎元日本環境学会長も、地下水が漏れ出ている可能性を指摘。「地下水に含まれる有害物質のベンゼンなどが揮発し、建物内に浸入する恐れがある」と懸念する。

時事通信 9月14日(水)