テレビ朝日系(ANN) 12月25日(木)11時49分配信
翁長沖縄県知事が初上京 「辺野古反対」に総理は…
沖縄の基地問題を巡って、就任後、初めて上京しました。普天間基地の辺野古移設を容認してきた仲井真前知事が先月の知事選で敗れ、移設に反対する翁長知事が就任しました。翁長知事は24日から東京を訪れ、安倍総理大臣らとの面会を求めていますが、見通しは立っていない状況です。
(政治部・吉野真太郎記者報告)
翁長知事側は関係閣僚らに面会要請をしているとしていますが、25日午前の記者会見で菅官房長官は「聞いていない」と話しました。
(政治部・吉野真太郎記者報告)
翁長知事側は関係閣僚らに面会要請をしているとしていますが、25日午前の記者会見で菅官房長官は「聞いていない」と話しました。
菅官房長官:「ありません。今も確認してきましたが、ないと思います」
官邸内には「総理や官房長官が会う必要はない」という強硬な意見があるほか、内閣発足直後で時間調整が困難ななかでの訪問に対し、困惑の声も上がっています。まずは、面会要請を受けた沖縄振興担当の山口大臣が対応する方向で調整しています。
翁長沖縄県知事:「新人知事のこれから場を踏んで、来年、再来年には直接、電話が掛けられればありがたい」
政府としては、普天間基地の辺野古移設が危険除去の唯一の解決策という立場で、沖縄全体の基地負担の軽減も並行して進めるという方針ですが、基地問題などで政府と対決姿勢を強める翁長知事側の出方を見極めたいという思いもあるようです。