Nuclear Free Now 脱原発世界会議2
ヤブロコフ博士「チェルノブイリの教訓」
 
 
(市民ひろばワークショップテントでの発言 2012年12月16日 日比谷公園)
 
私たちがいま議論すべきは、何がいま危険なのか、ということです。
私たちの役割は、安全な状況をいまつくりだすことです。
 
私は(チェルノブイリ原発事故の)影響を研究してきました。
チェルノブイリ原発事故から25年、26年たって本当のこと、偽りのないデータを得ることができました。
偽りのないデータというのは、1キュリー/km2に住むすべての人々になんらかの健康被害が出ていることです。
[1キュリー/km2=3万7000ベクレル/m2。この場所の空間線量は、換算すると自然放射線も含め年1ミリシーベルト程度(セシウム137から年0.74ミリ+自然放射線から年0.35ミリ)]
 
5キューリー/km2に住む人々では、さらに増大します。
[5キューリー/km2=18万5000ベクレル/m2]
 
健康被害は、汚染レベルが高くなるにつれ明確に増大します。このことを考えるべきです。
いま考えなくてはならない最も重要なことは、どうしたら福島原発事故の影響を最小化できるか、ということです。
 
※1キュリー/km2の場所の空間線量に関して⇒補足・解説http://www.eizoudocument.com/0645yablokov.html#kaisetsu