根津公子です。高校チラシ配り報告7を送ります。
3月8日(金)
今朝のチラシ配りは八王子北高校。解雇をさせない会の佐藤さんと二人で7時過ぎ
から配った。
8時、50歳くらいの男性が出てきて、「チラシをくれ」とばかりに手を出し、佐藤
さんがそれに応じた。その瞬間、先月半ばにもここにチラシ配りに来ていた私には、
見覚えのある顔と分かった。訊くと、「副校長だ」と言い、「ここで配るな。(式
を)妨害するな」と怒鳴った。
ちょうど登校してきた生徒10人ほどが、その様子を横目で見ながら通る時、副校長
はすぐ横を通り過ぎようとした生徒の手からチラシを奪い取った。別の生徒は、も
らったチラシを副校長に差し出した。
「没収などしていいわけがないでしょ」と、私たちが少し大きい声で言うと、副校長
はそこでやめはしたが、しかし、都教委に反対するものについては何をしてもいい、
私は権力、という感覚になっていると思った。
さらにしつこく私たちに言ってきた。「私はこの学校を守っているのだ。何でうちの
学校に(あなたたちは)来るのか」。そして、「敷地に入るな」と。
私が、「ここは公道でしょ」と返事をすると、「違う。旧内務省の土地だ」と副校
長。
半月前にここでチラシを配った時に、校長は副校長と連れ立ってきて、歩道を「内務
省、旧内務省の土地です」と言ったのだった(報告1)。
校長の出まかせを、この副校長は真に受けたんだろうか?有り得ないことだけれど。
教職員は7時以降、50人ほどが通ったが、チラシを受け取った教職員はたったの
4人。そのうちの一人は、先の副校長であったことが、あとでわかったから、実質受
け取った人は3人。
都教委と異なった意見には耳を塞ぎ、目を閉ざす教員が、生徒に何を語るのだろう
か。どんな助言をするのだろうか。
教員が自ら進んで国家のエージェントになっている中、異なる意見があることを生徒
たちに積極的に示していくことをしたい、しなければと考えている。