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<東電女性社員殺害>マイナリ元被告を釈放へ 検察が指揮

毎日新聞6月7日(木)
 
マイナリ受刑者の再審決定を受けて記者会見する山岸憲司・日弁連会長(中央)=東京都千代田区で2012年6月7日午後0時17分、丸山博撮影
 97年の東京電力女性社員殺害事件の再審請求審で7日、東京高裁が再審開始と刑の執行停止を決定したネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(45)について、検察当局は、収容先の横浜刑務所に対し釈放を指揮した。元被告は同日中にも同刑務所を出て東京入管横浜支局に移送される見通し。
 
 マイナリ元被告の弁護団によると、検察側は執行停止決定に基づく釈放手続きの停止を申し立てたが、東京高裁の別の裁判長が認めなかったという。これを受けて、釈放指揮の決断を迫られたとみられる。