お~い、ダイジョウブか~!
 
 
 原発問題の、ウィークポイントは道路です。
 
女川原発も!
牡鹿半島のコバルトラインは地震で不通のまま・・・
海岸線を走る道路はまるでジェットコースター!
路面はメロンのネット状にひび割れて
路肩が崩れ、片側車線で通れれば・・・
女川原発の対岸には、津波で流された消防自動車がずっと放置されたままでした。
女川原発すぐ近くの道は、地盤沈下で海面すれすれ!
オイルタンクも海の中!
台風の時も、時化れば波をかぶって不通です!
 
ゼネコン儲けの高速道路や新幹線建設偏重で、
日本の都市も田舎も原発立地も、
最大のウィークポイントは、道路と橋!
 
 
 ―・―・―・―・― 転載記事 ―・―・―・―・―・―・―
 
 毎日新聞2012年4月29日朝刊

 橋が  落ちたら
 
 福井市から直線距離で、南西約80キロ。海岸が複雑に入り組む若狭湾に突き出た大島半島先端の山間部に関西電力大飯原発はある。ほど近い海辺の集落には、原発労働者らのための民宿が建ち並ぶ。
 
 福井県おおい町は人口約9000人。かつては過疎に泣いた。旧大熊町は昭和30年代に財政再建団体に転落した。しかし、原発誘致による固定資産税のほか、電源3法交付金などで、県内一の財政力と言われるまでに成長した。
 
06年、旧大飯町と旧名田庄村が合併し、現在の姿に。全3177世帯の上下水道普及率は100%だ。
 
 その小さな町が揺れている。大飯原発3号機、4号機の再稼働問題に、である。26日夜には国による住民説明会が開かれた。柳沢光美副経済産業相は「福島第1原発のような地震、津波があっても安全性が確保されていると確認した」と胸を張った。しばしば指摘されているように、原発内に面心頭すら確認していない、というのにである。
 問題はそれだけではない。半島を走る2本の県道と、対岸をつなぐ「青戸の大橋」(743㍍)。これが、大飯原発で事故が起きた時の周辺住民の主な避難路であり、緊急車両が走行する生命線になる
だが、大橋も県道も脆弱だ。
 
県道241号は、原発に近い半島北部の住民の唯一の避難路でありながら、昨年5月末の大雨など、度々道路沿いの斜面で土砂災害が発生し、通行止めになった。西に隣接する高浜町につながる266号も似た状態だ。
 
 とりわけ、73年に建造された大橋は老朽化が進む。今年度、本格的な耐震補強の予算が初めて計上された。工事完了まで3年。
 
 橋自体、最新の耐震基準を満たしていないのは明らか。阪神大震災や東日本大震災級の揺れが襲ったら、危ない」。県の担当者はそう打ち明けた。
 
 二つの県道についても県は06年度、道路沿いの斜面の危険箇所計14を洗い出していた。しかし、今年度の当初予算に補強工事費を盛り込むまで6年間、何ら対策を講じていなかった。
完成は早くても2年後の予定だ。
 
  ―・―・―・― 記事は続いています。 ―・―・―・―・―