早川由美子監督のブログ Petite Adventure Films Blog
 
 いま私たち市民にできること~仙台・大槻フローランスさん~
 
 以前このブログにも書きましたが、昨年8月に仙台・長町の仮設住宅を訪れ、鈴木良一さん宅へインタビューにお邪魔した際、鈴木さんを訪ねていた大槻フローランスさんと出会いました。そのときにフローランスさんにもインタビューをさせてもらい、その後、「住まいるチャンネル」9月末の仙台メディアテークからの生放送にも出演していただきました。
 先日、そのときのフローランスさんのインタビュー映像を、ヨコヤマテツヤさんが再編集し、手話通訳をつけたバージョンが BS11 デジタル (日本BS放送株式会社) 「いま私たち市民にできること」で放送され、YouTubeにもアップされました。

 
 私のオリジナル(8分37秒)もYouTubeにアップされていますが(以前このブログでも紹介しました)、再編集されたバージョンはさらにエッセンスが凝縮され、手話もついて、また違った印象の仕上がりになっています。ビデオはこちらよりご覧いただけます。
 インタビューに協力していただいたフローランスさん、そして再編集していただいたヨコヤマさん、どうもありがとうございました!!
 なお、フローランスさんは仙台長町の仮設住宅で、仮設に暮す皆さんへフランス語を教えるイベントをされたそうで、その様子が長町の仮設住宅のブログで紹介されていました。とても楽しそう!!
 以下に、「いま私たち市民にできること」についてご紹介します(ウェブサイトより引用)。
==========
被災者・被災者支援に取り組む人々が「自ら伝える」放送です

•「取材される」のではなく、被災者・被災者支援に取り組む人々が「自ら伝える」放送です

一方的に流される放送ではなく、市民ならではの参加型、双方向の放送を試みます

•被災地や支援活動と長期的に関わっていくことを目指します

•放送をつくる過程においては、市民どうしの助け合いや相互交流を大切にします

•情報保障としての文字通訳や多言語(手話含む)による放送を目指します

•市民による市民のための新しい放送が、震災に発する困難を生き抜く力となることを目指します
 
これまでに経験したことのない甚大な被害をもたらした東日本大震災。国内外のさまざまな市民団体・ NPO ・ NGO が、各地で被災者への支援活動を展開し、多くのボランティアが被災地に駆けつけ、さまざまな人が自分にできることは何だろう、と考えています。
 
このような「 いま 」を市民の力で全国に伝えたい。そして、この先、テレビや新聞のニュースが減ったとしても、継続的に被災地や支援活動を伝えていきたい。このように考えた有志が、市民によるテレビ放送を企画し、全国無料で視聴できる BS11 デジタル ( 日本 BS 放送株式会社 ) での放送が決まりました。このような活動は、世界各地で行われているメディアへのパブリック・アクセスに通じるものであり、市民が運営する番組の全国放送は国内初の試みです。

==========