横須賀線:線路にタクシー転落、電車と接触…2人けが

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線路内にタクシーが転落した現場。左側のフェンスを突き破って落下した=東京都品川区で2011年10月24日午後9時7分、小林努撮影
 24日午後7時50分ごろ、東京都品川区西大井5の陸橋で、タクシーがフェンスを突き破って約10メートル下のJR横須賀線の線路に転落し、千葉発横須賀行き電車(15両)に接触した。タクシーの運転手と客の男性計2人がけがをしたが、意識ははっきりしているという。電車には約1500人が乗っていたが、けが人はいないという。
 警視庁大井署によると、現場は右に直角に折れるカーブ。タクシーは何らかの原因で誤って直進してフェンスを突き破り、現場を通過した電車の先頭車両にぶつかったという。
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タクシーが転落したJR横須賀線の現場周辺の地図
 現場は、JR横須賀線の西大井-武蔵小杉間にある西大井駅の南約600メートル。事故の影響で、横須賀線は全線で運転を見合わせた。
 近くに住む男性会社員(40)は「ガシャーンという大きな音が聞こえて家から外に出ると、電車の急ブレーキの煙が上がっていた。転落した場所はいつも暗くて危ない道だった」と話した。【松本惇、池田知広】
 
毎日新聞 2011年10月24日 21時33分(最終更新 10月24日 22時49分)