原子力保安院と県の女川”原子力センター”も
女川・石巻地域のモニタリングポストも壊滅状態!
残っている”ポスト”は、原発の敷地内と敷地すぐ近くの1つだけ!
今もなお、女川町の居住地では放射線量は計測されていない!

▲ 写真 3・11津波で建屋の跡形もない壊滅状態の女川原発近くのモニタリングポスト/8月21日2011年
この建屋は数百メートル山側に流されていました。

▲ 原子力保安院原子力安全センターから見た、宮城県原子力安全センターも壊滅状態

▲ 原子力保安院 原子力安全センター玄関の1階

▲ 原子力保安院 原子力安全センターの2階

▲原子力保安院原子力安全センター屋上のへし折れたパラボラ・報道機関各社用アンテナ
放射線量の測定・発信・受信機能壊滅状態

▲ 原子力保安院 原子力安全センター: 屋上に打ち上げられた船

▲津波で使えず、女川原発近くに放置されたままの女川町消防署の消防自動車
漁港集落のほとんどの家が津波で流され、
この写真に写っている屋根の残っている家も、津波に洗われてしまい誰も住んでいない。
こんどの津波被害を受けなかったのは、
山の中の立派な女川原発職員用のマンションだけ。
女川原発の体育館に避難していた漁師と家族のみなさんは、
現在、道路わきの山を切り開いて建てた仮設住宅に住んでいます。
【 道路も危ない! 】
石巻市・女川町から女川原発までの道路は、
ジェットコースターのようにアップダウンし左右にくねった細い道で、
路面全面に”メロンのネット状”の白い亀裂が走っています。
海側の路肩が崩れて片側車線がいたる所にあり、
満潮時高波で波をかぶる道路も。
【 海水が流入したのではないか? 】
牡鹿半島は3・11後も地盤沈下が続いている。
台風15号通過時に、女川原発1号機のタービン建屋地下1・2・3階に雨水流入について報じられている。
▼下の写真: 中央奥に白く見えているのが女川原発 8月21日2011年
地盤沈下が激しい女川原発の対岸から /港のコンクリ―トは地盤沈下のため海水に浸っている。 女川原発地下3階は、海水面以下。

2011.9.22 産経ニュース
【台風15号】
女川原発1号機地下に雨水2800トン流入
2011.9.22 産経ニュース
【台風15号】 経済産業省原子力安全・保安院は22日、台風15号の影響で、東北電力女川原発(宮城県)1号機のタービン建屋地下に雨水が流入し、約2800トンの水がたまっていると発表した。原子炉の主要設備に影響はなく、水から放射性物質は検出されていないという。
保安院によると、「原発に雨水が大量に入り込む例はほとんどない」といい、詳しい状況を調べている。
保安院によると、21日午後10時15分ごろ、女川原発1号機のタービン建屋地下2階で雨水の流入を確認。その後、地下1、3階でも雨水の流入が見つかり、地下3階にたまった水の深さは約80センチという。
雨水はタービン建屋地下につながる配管トンネル「トレンチ」などから流入したとみられる。
女川原発1号機は東日本大震災で自動停止し、現在は定期検査中。
2011年10月5日 読売新聞 宮城県 観測装置、48基に増設へ
県は4日、県内すべての市町村の空間放射線量を常時監視するため、放射線観測装置(モニタリングポスト)を現在の4基から年度内に計48基まで増やす考えを明らかにした。
県原子力安全対策課によると、市町村ごとに1基ずつモニタリングポストを設置する方針で、福島県に近い白石市や角田市、丸森町、七ヶ宿町には複数設置する。県庁屋上にある観測装置も東北電力からの借り物のため、仙台市内の別の県施設に新たな装置を設置する。
また、女川町の女川原発周辺では、東北電力が7基のモニタリングポストで放射線量を計測していたが、津波で4基が使用不能となったため、新たに6基を配備し、予備機とする1基を除く8基で原発周辺の大気を監視する。
観測データは、県か文部科学省のホームページで公開することを検討している。
新設される45基のうち30基は国が、残る15基は県が整備する。県負担は1億円を超える見通し。