福島市渡利で最大30万ベクレル 市民団体が独自調査で検出http://www.hokkaido-np.co.jp/img/icon_photo.gif

北海道新聞(10/05 12:31、10/05 16:05 更新)
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写真:福島市渡利地区で除染作業する市職員や市民=7月

 市民団体「福島老朽原発を考える会」(阪上武代表)などは5日、都内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の影響で部分的に放射線量が高いとされる福島市渡利地区で独自に土壌を調査した結果、最大で1キログラム当たり30万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムを検出したと発表した。

 政府は10万ベクレルを超える汚泥についてはコンクリートなどで遮蔽して保管することを求めており、それを上回るレベル。

 渡利地区は、ホットスポットとして政府が避難を支援する「特定避難勧奨地点」に指定されておらず、市民団体は「一帯を特定避難勧奨の地区として指定するべきだ」と指摘している。
 
 

最高値、原発内の31~11% 福島で検出のプルトニウムhttp://www.hokkaido-np.co.jp/img/icon_photo.gif

北海道新聞(10/01 14:07、10/01 15:27 更新)
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東京電力福島第1原発の(右から)1号機、2号機、3号機、4号機=8月30日、原発の20キロ圏外より共同通信社へりから

 

 東京電力福島第1原発から約45キロ離れた福島県飯舘村などの土壌から、今回の事故で放出されたとみられるプルトニウムが検出された問題で、東電は1日、濃度の最高値は原発敷地内の31~11%のレベルに当たると発表した。

 9月30日の文部科学省の発表によると、同位体の一つであるプルトニウム239(半減期約2万4千年)と、プルトニウム240(同6600年)を合わせた濃度の最高値は、同県南相馬市内の1平方メートル当たり15ベクレルだった。これを東電が通常使用する土壌1キログラム当たりに換算すると、0・23ベクレルとなり、原発敷地内での最高値同0・75ベクレルの31%。