毎日新聞 9月4日(日)2時40分配信
東京電力の女性社員殺害事件(97年)で無期懲役が確定したネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の再審請求審で、東京高検が被害者の所持品などから新たなDNA型鑑定の実施を検討していることが、関係者の話で分かった。実施されれば、請求審の判断のスケジュールに大きく影響を与えるとみられる。
関係者によると、高検が検討しているのは被害者の所持品の付着物など十数点。高検は既に今年3月、被害者の体内にあった精液、現場のアパート室内にあった体毛、女性のショルダーバッグの付着物など42点のDNA型鑑定を依頼。精液からマイナリ受刑者とは別人のDNA型が検出されたなどとする鑑定結果を得て、7月に弁護団に結果を開示している。
弁護団はこれを受け、「第三者が犯人である可能性が極めて高い」として、東京高裁に鑑定書を新証拠として提出。高検はこの鑑定結果に対する意見書を今月16日までに、東京高裁と弁護団に提出すると伝えていた。
今回、高検が新たに検討している鑑定対象は前回の42点とは別のものとみられる。
東京電力の女性社員殺害事件(97年)で無期懲役が確定したネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の再審請求審で、東京高検が被害者の所持品などから新たなDNA型鑑定の実施を検討していることが、関係者の話で分かった。実施されれば、請求審の判断のスケジュールに大きく影響を与えるとみられる。
関係者によると、高検が検討しているのは被害者の所持品の付着物など十数点。高検は既に今年3月、被害者の体内にあった精液、現場のアパート室内にあった体毛、女性のショルダーバッグの付着物など42点のDNA型鑑定を依頼。精液からマイナリ受刑者とは別人のDNA型が検出されたなどとする鑑定結果を得て、7月に弁護団に結果を開示している。
弁護団はこれを受け、「第三者が犯人である可能性が極めて高い」として、東京高裁に鑑定書を新証拠として提出。高検はこの鑑定結果に対する意見書を今月16日までに、東京高裁と弁護団に提出すると伝えていた。
今回、高検が新たに検討している鑑定対象は前回の42点とは別のものとみられる。