抗議声明:
大阪府議会における維新の会による「君が代」起立強制条例の可決強行に抗議し、即時撤回を求める!

               2011年6月3日
               人権NGO 言論・表現の自由を守る会

≪戦前に御真影に向かってお辞儀をさせたことと同じ!≫

「歌え!」と、強制して歌わせることは許されない!
どんな歌であっても「立って、歌え!」と、強制することは、基本的人権を犯す犯罪行為である。

どんな歌でも、どんな考え方でも、強制してはいけない。

歌うことを強制して、こどもや教師たちの歌わない自由を妨げてはいけない。
歌いたくない人に対して、何が何でも、歌いたくないという歌を歌わせることは
憲法と国際自由権規約によって禁じられている、基本的人権を犯す行為であり、許されない行為である。


立って歌いたくない人に、何が何でも、「立て!」「歌え!」
静かにそっと座っていることすら許さず、
何が何でも「立って、歌え!」という強制は、どんな常識からも通用しない。

たった1か月前の選挙において、維新の会もみんなの会も
『こどもと教師に「君が代」を立って歌うことを強制します』ということも、
『条例を作って、この強制を実行します』ということも、一切公約などしていない。

選挙で公約にも掲げられなかった不法行為を、
数を頼みに、議会で採決さえすれば良しとされるならば、
殺人だって合法化されてしまう。

これは、戦前と同じこと。

ファシズムだ!

21世紀の日本において、戦前のように、不法行為が条例という一地方自治体において、半ば合法化されあたかも憲法や国際条約と同じような強制力を幻想させて強制させてしまうことが怖い!

これは、橋本知事と維新の会による恐怖政治だ!

日の丸に向かってお辞儀をするのは、戦争中の御真影崇拝と同じ偶像崇拝であり、
国家”君が代”の「君」とは「天皇」をさし、第二次世界大戦の責任者である昭和天皇をも賛美する歌である。
日本国憲法における日本国の主権者は「国民」であり、現在の国家「君が代」を「立って、歌え!」と強制することは、憲法違反であるという議論をおこそう!

大阪府知事は、ファシストだ!

橋下徹は、ファシストだ!

声をあげよう!

立ち上がろう!

行動しよう!                   

みんなで、よってたかって条例を撤回させよう!