「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪のIです。
大阪維新の会が5月25日、学校への「日の丸」常時掲揚と「君が代斉唱時の起立」強制条例案を議会事務局に提出しました。 以下に貼り付けます。
維新の会への抗議と大阪府議会各会派等への要請FAXやメールをお願いします。

また、条例案の下に、この条例案に反対するアピールとその賛同者を掲載しています。
アピールへの賛同者・賛同団体をさらに広く募ります。
趣旨に賛同される方すべてのみなさんが賛同人になってください。
どなたでも賛同者に加わってくさださい。
また、ご自身の思いをホットライン大阪までお寄せください。
「日の丸・君が代」強制反対ホットラインのホームページから、賛同・意見などを送ってください。
ホームページのアドレスは以下ですが、「ホットライン大阪」と打ち込めば検索できます。

HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hotline-osk/
E-Mail:hinokimiosk@yahoo.co.jp
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大阪府の施設における国旗の掲揚及び 教職員による国歌の斉唱に関する条例(案)

(目的) 第一条 この条例は、国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)、教育基本法(平成18年法律第120号)及び学習指導要領の趣旨を踏まえ、府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱について定めることにより 、府民、とりわけ次代を担う子どもが伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する意識の高揚に資するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと並びに府立学校及び府内の市町村立学校における含む規律の厳格化を図ることを目的とする。
(定義) 第二条 この条例において「府の施設」とは、府の教育委員会の所管に属する学校の施設その他の府の事務又は事業の用に供している施設(府以外の者の所有する建物に所在する施設及び府の職員の在勤する公署でない施設を除く。)をいう。
2 この条例において「教職員」とは、府立学校及び府内の市町村立学校のうち、学校教育法(昭和22年法律第20号)第1条に定める小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校に勤務する校長、教員その他の者をいう。
(国旗の掲揚)
第三条 府の施設においては、その執務時間(地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条第1項に規定する公の施設にあっては、府民の利用に供する時間)において、その利用者の見やすい場所に国旗を掲げるものとする。
(国歌の斉唱)
第四条 府立学校及び府内の市町村立学校の行事において行われる国歌の斉唱にあたっては、教職員は起立により斉唱を行うものとする。ただし、身体上の障がい、負傷又は疾病により起立、若しくは斉唱するのに支障があると校長が認める者については、その限りでない。

2 前項の規定は、市町村の教育委員会による服務の監督の権限を侵すものではない。
   附 則
この条例は、交付の日から施行する。
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(アピール文)2011年5月23日

「君が代」起立条例に反対しよう!

 橋下徹大阪府知事と大阪維新の会は、開会中の大阪府議会に「君が代」起立条例を提出し、
卒業式・入学式において教職員に「君が代」斉唱時の起立を義務化しようとしています。

さらに、9月府議会には「複数回の不起立で懲戒免職」を含むと言われている教職員処分条例を提出し、
大阪維新の会の多数の力で、強引に成立させようとしています。加えて、
不起立者の氏名、所属校を公表することも検討するとしています。
 「起立条例」や「処分条例」は、あの石原都政や東京都教委ですら行っていない暴挙であり、
何としてもやめさせなければなりません。
 こうした動きの直接のきっかけは、入学式での不起立教員2名に対して、職務命令違反であるとして
5月6日に戒告処分が出され、その新聞報道の中で不起立者のいる府立高校は他に26校あると
報じられたことにあると言われています。橋下知事は、「君が代」斉唱時に起立しない教職員を自分
に対する反逆であるととらえ、我慢ならなかったのでしょう。
 橋下知事は、5月7日と8日に府幹部などに出したメールの中で、「論理的な問題ではなく、
社会常識の問題ですから、最後は政治が決することです、(中略)何が社会常識かは、

価値判断にかかわること。意見が割れたときには、最後は公選職が決めることです。
組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます。」などと述べて、
起立強制の条例と処分のルールつくりを打ち出しました。
 橋下知事は、「起立は社会常識」「ルール違反」などと問題をすり替え、「君が代」強制の歴史的、
現代的問題点を一切捨象して、何が何でも教職員に起立を強制しようとしているのです。

そこには、悩みながらも不起立を選択せざるを得なかった教職員の心情はあえて無視し、

ひたすら自分に逆らっている者へのあからさまな敵意があるだけです。
 そもそも「君が代」斉唱は、侵略戦争を担ってきたその役割や信仰上の理由などから、

きわめて個人の思想・良心の自由にかかわる問題です。教職員への起立強制は、
子どもたちが社会には多様な価値観が存在することを知り、自己の人格を自由に形成するのを阻害するものです。
 今回の動きの背景には、「大阪都構想」をめぐる橋下知事の政治的戦略があるとする新聞報道もありました。
実際に、記者会見では「(教育行政についての)問題提起のネタを探していた」と発言しています。
 大阪、そして全国の人々に訴えます。このまま条例の制定を許してしまうならば、
将来にわたって大きな禍根を残すことになります。橋下知事によるこの歴史的な暴挙に対して、
今こそ反対の声を上げていこうではありませんか。

呼びかけ:「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
代表:黒田伊彦 
HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hotline-osk/
E-Mail:hinokimiosk@yahoo.co.jp

アピール賛同者:2011年5月26日午前1時20分現在(字数の関係で一部掲載します)
(敬称略)
堀尾 輝久(東京大学名誉教授)  高橋 哲哉(東京大学教授)  中嶋 哲彦(名古屋大学教授) 野田正彰(関西学院大学教授)  高嶋 伸欣(琉球大学名誉教授)  三宅 晶子(千葉大学教員) 野田隆三郎(岡山大学名誉教授)  佐野 通夫(こども教育宝仙大学教員) 駒込 武(京都大学教員) 寺尾 光身(名古屋工業大学名誉教授) 住友 剛(京都精華大学教員) 大森 直樹(東京学芸大学教員)  広田 照幸(日本大学文理学部教授・教育社会学) 安藤 聡彦(埼玉大学教員)  尾崎 公子(兵庫県立大学教授)  醍醐 聰(東京大学名誉教授) 成嶋 隆 (新潟大学教授 憲法学・教育法学) 土屋 明広(岩手大学教員) 東 幹夫(長崎大学名誉教授)  佐藤 眞(岩手大学教育学部准教授) 広瀬 義徳(関西大学) 阿久津洋巳(岩手大学教育学部教授) 武内 一 (佛教大学社会福祉学部教授/耳原総合病院小児科)姉崎 洋一(北海道大学教授) 村上 祐 (岩手大学名誉教授)  重松 公司(岩手大学教員) 横山 英信(岩手大学教授) 比屋根 哲(岩手大学教員)  水溜 真由美(北海道大学教員) 三井 隆弘(岩手大学教育学部) 久保田 貢(愛知県立大学)  井上 隆義(元岩手大学教員) 佐貫  浩(法政大学)  菅野文夫(岩手大学教育学部教授)  樋浦 順(岩手大学名誉教授) 半沢 英一(金沢大学教員)  望月 彰(元大阪府立大学教員)  高塚 龍之(岩手大学名誉教授) 井深 雄二(奈良教育大学教授) 阿部 太郎(名古屋学院大学教員) 中西 宏次(京都精華大学教員) 大橋 基博(名古屋造形大学教授、憲法と教育を守る愛知の会)  稲葉 奈々子(茨城大学教員) 市川 須美子(獨協大学教授)  奥本 京子(大阪女学院大学教員)  西牟田 祐二(京都大学教授) 池内 了(総合研究大学院大学教授)  梁 愛舜(ヤンエスン 立命館大学非常勤講師) 李月 順(リウォルスン 関西大学非常勤講師)  横井 やすお(大学非常勤講師) 植田 健男(名古屋大学大学院教授) 早川 教示(名古屋芸術大学非常勤講師) 山田 清文(愛知県立大学非常勤講師)  玉木 佳代子(大学非常勤講師)二葉 晃文(龍谷大学教員) 髙橋 朋子(明治学院大学教員) 南雲 和夫(法政大学社会学部講師)  大内 裕和(中京大学教授) 安川寿之輔(名古屋大学名誉教授) 元 百合子(大阪女学院大学教員) 戸塚 悦朗(元龍谷大学教授) 田中 稔(岩手大学名誉教授) 岡田 卓己(啓明文化大学教員(韓国・大邱市)) 康 宗憲(早稲田学アジア研究所客員教授) 藤目 ゆき(大阪大学教員) 蔵原 清人(工学院大学) 古賀 清敬(北星学園大学教員)  池添 徳明(ジャーナリスト、大学講師)  上杉 聰 (心に刻む会・呼びかけ人) 俵  義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長、立正大学心理学部非常勤講師)
長谷川 孝(教育評論家、「子どもはお国のためにあるんじゃない!」市民連絡会共同代表)
東本久子(学校に自由の風を!ネットワーク)  高田 健 (許すな!憲法改悪・市民連絡会)
岡本 厚(雑誌「世界」編集長) 田中 伸尚(ノンフィクションライター) 崔 善愛(ピアニスト)
小宮純一(フリージャーナリストNPO法人・埼玉子どもを虐待から守る会理事、元埼玉新聞記者)
近藤 順一(「日の丸・君が代」累積加重処分取消裁判原告)  小野寺 武男(岩手県民教連委員長) 平良 宗潤(沖縄県歴史教育者協議会委員長)  本山央子(アジア女性資料センター事務局長) 池田香代子(翻訳家)  奥村 悦夫(えひめ教科書裁判を支える会) 石川 逸子(東京都/詩人) 平尾 真吾(障害者と家族のくらしと権利を守る広島連絡会事務局員、反貧困ネットワーク広島会員、広島大豆トラスト事務局) 平田 泉(東京「君が代」裁判、「被処分者の会」事務局) 山田 真(小児科医)  北上田 毅(元京都「君が代」訴訟をすすめる会・事務局長) 蒔田 直(「心の教育」は、いらない!市民会議、「タウンミーティング裁判原告) 方  清子(日本軍「慰安婦」関西ネットワーク)  郡司 真弓(共同の家プアン代表) 小野 政美(愛知県小学校教員:憲法と教育を守る愛知の会)  千葉学校労働者合同組合   不戦へのネットワーク 都教委包囲首都圏ネットワーク   平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声 大阪教育合同労働組合  なかまユニオン教職員支部  門真三中への「君が代処分をただす会 「日の丸・君が代による人権侵害」市民オンブズパーソン・大阪 「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会  ピースサイクル神奈川ネットワーク バスストップから基地ストップの会  神奈川県労働組合共闘会議  学校事務職員労働組合神奈川 へいわとふくしを見つめる会  ATTAC Japan(首都圏) 人権NGO 言論・表現の自由を守る会 clubわくわくクッキング