澤藤です。

 石原慎太郎「天罰発言」弾劾の第3文です。 私は心の底から怒っています。
 石原は「天罰発言」を撤回しましたが、謝罪や撤回では許されません。
 処理しきれないほどの抗議のメールやファクス・電話が殺到しているそうです。
 手を緩めることなく、抗議を集中してください。(末尾に抗議先一覧掲載)
 私も、しつこくやるつもりです。

 ▼ 石原慎太郎君、君は「謝って済む」立場にない。

弁護士 澤藤統一郎

 石原慎太郎君。
 君は、このたびの大震災の被害を天罰だと広言し、その翌日まことにぶざまに発言を撤回して謝罪した。しかし、君には、自らの発言の罪の深さが理解できていない。君の「天罰発言」への謝罪は、到底受け容れられるものではない。君は、今さら謝罪で許される立場にはないと知るべきだ。
 加害行為は、その態様と程度によっては、加害者の真摯な反省と謝罪が被害感情を慰藉することがある。その場合には、謝罪は被害者に受容される。つまりは、「謝って済む」ことになる。しかし、君の場合、到底「謝って済む」問題ではない。


 尊い命を失った方、あるいは掛け替えのない家族を失って悲嘆にくれ、またあるいは恐怖と絶望に震える大震災の被災者に対して、君は「その不幸は天罰」と言ったのだ。かつて君自身が田中均外務審議官に投げつけた言葉を借りるなら、君の発言こそが「万死に値する」行為なのだ。到底許されるものではない。
 私は、岩手県の出身者として知人の被災に胸を痛めているが、もとより被災者に代わって発言する資格はない。しかし、君の発言は、私の心情も大きく傷つけた。私も君の発言の被害者の一人だが、私の怒りはおさまらない。「発言の撤回と謝罪」程度で、私はけっして君を許さない。多くの被災者はなおさらのことと思う。

 あらためて要求する。石原君、即刻政治家を辞めたまえ。
 「万死に値する」とは、君の言葉の使い方と同様レトリックでしかない。死をもって償えなどと野蛮な要求はしない。
 知事を辞め、四選出馬表明も撤回し、あらゆる政治活動から身を退きたまえ。それが、今君のなし得る真摯な謝罪の方法である。
 その実行があれば、私は、君の人間性と真摯さを見直し、君の発言を宥恕するにやぶさかではない。もっとも、私に比較すべくもなく大きく深く君の発言に傷つけられた被災者が、君を許すかどうか‥。それは、私の忖度の限りではない。

 石原への抗議先は次のとおりです。

 ※手紙・はがきの場合:
  〒163-8001 東京都庁「都民の声総合窓口」担当
    生活文化局広報広聴部都民の声課 宛
  「知事への提言」として、お書きください。

 ※ファクシミリの場合:
   03-5388-1233
  「知事への提言」として、お書きください。

 ※電話の場合
  電話 03-5320-7725 (生活文化局広報広聴部都民の声課)
  電話 03-5388-2062 (知事秘書課)

 ※インターネットの場合:
   まず、下記URLにアクセスしてください。
   http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/TOMIN/iken.htm
   「ご意見募集」欄の「都民の声総合窓口」 をクリックすると、送信フォームを開くことができます。

 ※メールの場合
   「送信履歴が必要な場合やこのフォームで送信できない場合についてお使いのメールソフトで<koe@metro.tokyo.jp>に直接送信してください」

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