シェルドン・リーダー氏(英国エセックス大学ロースクール教授)講演

  主催 ヒューマンライツ・ナウ/ エセックス大学人権センター
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 企業の活動が人権に与える影響は大きく、その社会的責任が注目されてきています。

 国連も2005年にジョン・ラギー企業と人権に関する特別代表を任命し、この問題を大きく取り上げています。
 従来は国際人権規範が及ばないとされてきた企業にも労働者やその活動の影響を受ける地域住民の人権を保護し尊重する義務がある、という見方が強まってきており、企業の中でも人権保護を含んだ社会的責任への取り組みが見られます。

 しかしながら、人権保護義務の遂行が企業の利潤追求という目的と結びつかないという考えもあり、この問題には多くの課題が残されています。

 そこで本講演では、非国家主体である企業が国際人権規範のもとでどのような義務をもつとされるのか、国連や欧米での議論を中心にご紹介いただき、人権保護を念頭においた場合に企業の意思決定に生じうる変化やジレンマなどについて事例を交えながらお話いただきます。


日時:2011年1月15日 17:00~19:00

場所:JICA地球広場 セミナールーム301

 東京メトロ日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
(東京都渋谷区広尾4-2-24)
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html

講師:シェルドン・リーダー氏(英国エセックス大学ロースクール教授)

参加費:300円

主催:特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ
   エセックス大学人権センター(イギリス)

◆講師プロフィール
英国エセックス大学ロースクール教授、同大学人権センター所員、
同大学「ビジネスと人権プロジェクト」ディレクター。
パリ大学客員教授。弁護士。
ジョン・スミス研究所(シンクタンク)諮問委員会委員。
欧州企業法大学パラス・コンソーティウム学科長。
また、英国アムネスティー・インターナショナルのリーガルアドバイザーとして、
広くNGOや政府に投資協定が与える人権への影響分析を提供してきた。
専門は法哲学、労働法、企業、人権と国際貿易・投資の関係など