▼ 待ったなし! 今こそ可視化の実現を

 大阪、足利、布川、志布志、名張、氷見…。

 この地名に共通するのは「冤罪」です。
 そして、冤罪事件はこれだけにとどまりません。

 厚生労働省元局長の村木厚子さんに無罪判決が言い渡された「厚労省元局長事件」では、冤罪が作りあげられていく過程が裁判で明らかになりました。

 なぜ、無実の人が「自白」をしてしまうのでしょうか?

 どのような状況で「自白」が作り上げられていくのでしょうか?

 現在、取調べは密室で行われており、そこでどのような取調べが行われたのか、後からそれを検証することは容易ではありません。

 冤罪を繰り返さず、これ以上の冤罪被害者を生まないために、取調べの全過程を録音・録画(可視化)することはもはや必須です。

 冤罪事件の被害者や支援弁護団、市民団体、ジャーナリストなど、様々な立場から「今、なぜ可視化が必要なのか」を考えます。


 ふるってご参加ください。

 ■日時:2010年12月2日(木)18時半~20時半(開場18時)
 ■場所:弁護士会館2階講堂クレオ
  東京都千代田区霞が関1-1-3
  地下鉄丸の内/日比谷/千代田線霞ヶ関駅(B1-b)歩1分 地下鉄有楽町線桜田門駅(5番)歩8分
 ■参加費:無料
 ■プログラム:
 【第一部】「こうして冤罪は作られた~冤罪被害者の声」
  ・ドキュメンタリー『つくられる自白~志布志の悲劇』
  ・菅家利和さん(足利事件冤罪被害者)
  ・泉澤 章さん(弁護士/足利事件弁護団)
  ・桜井昌司さん/杉山卓男さん(布川事件冤罪被害者)
  ・河津博史さん(弁護士/厚労省元局長事件弁護団)
 【第二部】「今こそ取調べの可視化を!」
  ・江川紹子さん(ジャーナリスト)
  ・木谷 明さん(法政大学大学院法務研究科教授/元裁判官)

 ■主催:取調べの可視化を求める市民集会実行委員会
   実行委員会構成団体(2010年10月15日現在)
アムネスティ・インターナショナル日本/えん罪・名張毒ぶどう酒事件全国ネットワーク/監獄人権センター/国際人権活動日本委員会/志布志の住民の人権を考える会/人権市民会議/人権と報道・連絡会/富山(氷見)冤罪国賠を支える会/日本国民救援会/袴田巖さんの再審を求める会/日野町事件対策委員会/ヒューマンライツ・ナウ/フォーラム平和・人権・環境/布川事件 桜井昌司さん杉山卓男さんを守る会/無実のゴビンダさんを支える会/無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会
 ■共催:日本弁護士連合会
 ■共催予定:東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会
 ■問合せ:アムネスティ・インターナショナル日本 tel.03-3518-6777
       監獄人権センター tel.03-5379-5055
       人権市民会議 tel.050-3532-5523
       日本国民救援会 tel.03-5842-5842

『日弁連HP』
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/101202_2.html