司会者としてお手伝いをさせて頂いた結婚式。
御新郎のお母様が結婚に反対をなさっているとのことで、当日いらしゃるか否か解らないとのこと。
迎えた当日。
とうとうお母様には、挙式にご参列頂けませんでした。
披露宴にはいらして頂けるだろうか??とお待ちしていましたが、やはりいらっしゃいませんでした。
そして・・・
披露宴も結びのお時間が来て、ラストに御新郎が皆様に御挨拶となった時のことです。
彼は、嗚咽しながら「僕のお母さんを悪く思わないで下さい。」とおっしゃったのです。
お母様、貴方がいらっしゃらなかったが為に大切な御子息にこんな想いをさせてしまったのですよ!!
お母様のお気持ちもあるとは思いますが、貴方が大切に育ててきた御子息がこの人と選んだお嬢様です。彼を信じ、そしてその彼が選んだお嬢様に 御子息を託しましょう・・・
この時に思ったのです。
こんな、御新郎御新婦をうんではいけないと。
結婚式のご準備中には、正直 色々なことが起こります。
皆様、我が娘・息子を思うがあまりであることも解るのです。
でも、親が子離れをしなくてはいけません!
いつまでも親の所有物のようにしたり、干渉していてはお子様の幸せはありません。
我が子が選んだパートナーにご自身のお子様を託しましょう。
こんな経験をしているからこそ、暗礁に乗りかかっているなと思うと 「お父様 お母様を集めて下さい!」
と云って、親御さんとお目にかかりお話をさせて頂いたりしてしまうのです。。。
私ももうお母様の年齢になりましたしね・・・