『 第一章 最高のウエデイングを目指して 』
・・・精一杯に、でも無理のない準備計画を・・・

大切な1日を最高のものにしたい、その想いは誰しもが同じです。
ところが、その想いが強すぎて、情報に振り回されてしまったり、あれもこれもと詰め込み過ぎてしまったり、式の準備に追われてご自身の体調管理がおろそかになってしまったりということがあるようです。
ある時、披露宴開始前の会場担当者との打ち合わせの際、新婦が38度を超える熱で体調を崩され、挙式・写真撮影が遅れているとの知らせを受けました。
挙式などがすみ、披露宴は30分遅れでスタート。迎賓の際に、新婦がスタッフに支えられて移動している姿が目に飛び込んでまいりました。ロビーに出てみるとソファーに白無垢姿のままぐったりしている新婦の姿が。新婦はそのまま、車椅子で美容室へ移動され、相談の上、新郎はお一人で入場。ゲストにはその旨をアナウンスし、予定のプログラムを割愛して会食に進みました。新郎は新婦が心配ですぐに中座し、新婦のもとへ。その後、新婦は和装から洋装にスタイルチェンジされて少しラクになられたようで、お二人で入場されました。そのあと、新婦も体調を回復され、温かな雰囲気の宴となりました。とはいえ、38度以上だった熱はあまり下がらず、辛かったことでしょう。
打ち合わせの段階より、新郎が遠方にお住まいのため、新婦がお一人で準備をされていることを伺っていたので余計にお気の毒でした。頑張って準備をしていて2~3日前から風邪で高熱を出してしまう。時折あることなのですが、気を張って準備をされている時は大丈夫でも、すべての準備が整い、あとは当日を迎えるだけとホッとした時に疲れが出やすいものです。体調には十分注意を払って頂きたいと思います。
一生に一度のことだからと頑張るお気持ちは十分わかりますが、無理をしすぎて当日体調を崩しては大変です。決して一人で抱え込まず、周囲の方やプロの力を借りることが大切です。
特にハンドメイドグッズをたくさん用意される方は、作成に必要な時間とご自身のライフスタイルなどを十分に考慮して準備を進めましょう。