結婚式の司会のみならず、どのようなパーティでも考え方は一緒です。
司会者の言葉は、動作を起こすきっかけ言葉でもあるのです。
言葉というツールを使って その場にいらっしゃる方々に次に何が起こるのかを伝える。
或いは、そこにあるものはどのような物なのかを伝えるという役割。

私はレクチャーの方法もちょっと変わっています。
進行に合わせた原稿は勿論用意しておりますが、覚える必要はないと伝えます。
お客様にお待ち頂く際のコメント
新郎新婦入場
ケーキカット
スタイルチェンジへ進む
DVD上映 等々
全てのシーンに於いて、1度だけ 原稿を読んで頂きます。
その後は、原稿は伏せて そのシーンをイメージし自分自身の言葉で表現して頂きます。
そして、同じシーンやアイテムの説明を何度も何度も繰り返し、
「そう!」 「それも正しい表現ね!」「そんな伝え方もあるね!」と様々な表現の練習をするのです。
それによって、表現スキルがUPして語彙も増えていくのです。
自分の言葉でその場に相応しいコメントを入れていけるようになると、自信もつきます。
暗記をさせることは行わないので、「間違った!」 「忘れた!」ということもありませんので、頭が真っ白になる!なんていうことも起こらないのです。
実況中継の練習も行います。
初めての演出などの説明の時には、「追っかけMC」をしなさい!と伝えております。
知識だけで誤った理解をしてしまってはいけないので、概略は事前に調べて説明を。
細かなことは、実際に目にしたことをその場で言葉に表現できるように訓練をします。
実際の結婚式のDVDを数枚渡し、音を消してコメントをのせる練習。
家でTVを観ながら実況と主観的な想いをのせる練習もしてね!と伝えています。
結婚式のスタイルも様々ですので、その場に相応しい言葉の使い方を肌で感じて 言葉を使い分けて欲しいと思っております。
どのようなところに行っても動じない司会者を育てることが大切ですからね。。。