pvを切る
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not ready to make nice by dixie chics

テキサス出身なのにブッシュを批判しちゃってまぁ大変!って大騒ぎになった3年間のもろもろを歌った歌のpv。
とはいえ実際に歌詞にもpvにも直接的な表現はなくて、そーゆー意味ではより純粋に歌の核、ひいてはチックスの歌の核となる普遍的な”何か”がうまく具現化されています。
ショートフィルム寄りのpvで
「何かに抑圧されている状況下で募るフラストレーション」
みたいな感じでストーリが進むんですが、それが歌とばっちりバランスが合ってて、むしろ映像が主体でそれに音楽がついているように見えるほど。
歌に合わせてないの。
っていうか歌に媚びてない。
pvでよくやりがちな歌に(特に歌詞に)よりすぎちゃってとにかくまんま映像作ってみました、みたいな。
表現的にはちょっとした短編前衛映画ののりがあるけど、かといって必要以上にこねくり回してるわけでもなく、ちょうどいい具合に寓話的な表現になっており、この手のメッセージを伝えるには効果的。
個人的にもグリナウェイのベイビーオブマコンみたいな舞台っぽい仕掛けがとても好みなのでそこも良し。
衣装とか、色とか、炭とか、炭が水に流れる背景とか細部のメタファーも凝ってて見所満載です。

high by james blunt

you're beautiful という変質的な歌で一躍大売れ歌うたいの仲間入りを果たしたjames blunt のhighという曲のpv。
まず、構成がいい。
この人の歌って、作り自体は、入りがあってだんだん盛り上がってサビが来てそして落ちるという古典的な形をきちんと持っているものが多くて、基本雰囲気が最初から最後まであまり変わらない歌を書く人なのでPVも1シーン物が多い。
これも前半の病院っぽい場所での1ロケものでも全然成り立ってたものだけれど、しかし。
サビの「は~~~い」と歌うところで彼が森の中を走っているというシーンが入ります。ここまでは普通。ま、サビだし走らせとく?みたいな。
だがしかし。
なんとここがスローで流れるのです。いや別によくあるじゃんと思われるでしょうが、だがしかし。
以外と普通に見えてサビでしかも歌詞がrunning highにも係らずスローなのは以外と出来そうで出来ないんじゃないか。その上スローなのにちっともサビのサビ感を失っていないのも、うまい。
制作者側は曲の感じと意図をきちんと理解していたからできた物ではないかと思います。
ひとつ言うならThought I would die a lonely man, の所のあおりのカットはいらなかった。
西洋人ってのは顔の凹凸の激しさのせいか、とかくあおりが不細工に見えるもので。
彼は正面だけ撮ってやって欲しかった。




is it any wonder by keane

曲のイメージと映像のバランスがうまく合っているpv。
ジオラマジェットコースターみたいなとこをカメラがすべってまわってkeaneの演奏を撮っていくという構成で

Is it any wonder I'm tired
Is it any wonder that I feel uptight
Is it any wonder I don't know what's right

のサビの感じの「あー!もー!イライラするー!」みたいな疾走感がカメラワークと照明にうまく表現されてて、かといって見ている人が動き回るカメラで気持ちが悪くなるということもない。
プラス、このボーカルのトムはロックバンドのフロントマンとしてはちょっぴりずれた顔をしてる故(ぶさいくとかじゃないんだいけれど)、彼の顔があまり映らないのもプラス要因かと。

あと、出だしのカメラのわざとらしい感じも個人的にはとても好き。