保育園では年長さんの娘、この春にK式発達検査、秋に田中ビネー知能検査を受けた。
WISC Ⅳは知能検査として一般的だけど、娘には質問が大人っぽく難しいだろうということで今のところ却下されている。いつか受ける日はくるのかな?
さて、身体不自由については0歳のときからジワジワと受け入れてきた。3歳を過ぎたころから、周囲の目を気にせず前を向けるようになったと思う。
しかし、知的な遅れや一つ前に書いた情緒面のことについては、二度目の障害受容のまっただなか。
受け入れられているような、いないような、正直まだ苦しい。
先日オンラインで拝聴した講演で、PVL児の特徴として「おしゃべりは上手だけれど、話すほどに実際は理解できていない。」というのがまさに、そうだなと唸ってしまった。
このオンライン講習シリーズ、すばらしいです👏
毎月違うテーマでお話が聞けます。
春にうけたK式発達検査
年長さんになると同時に療育先でうけたK式発達検査。
5歳8ヶ月で受けた結果、総合DQ56 (発達年齢 3歳2ヶ月)。
一番低いのは運動発達で2歳0ヶ月相当。次に認知、3領域では言語・社会が一番高かった。
K式発達検査を受けるのは2回めだけど、前回同様に数字をつきつけられるとがっくりしてしまう。
娘の日々の頑張りにケチをつけられたような、悔しい気持ち。
当時3歳の息子の空間認知能力(パズルやブロック)と比較しても、娘がまだその時点に到達していないのは知っているし、現実と言われればそれまでなのかもしれないけれど。毎回モヤモヤする。
検査の様子は、マジックミラー越しに私は見学することが出来た。
心理士さんが娘の苦手な設問も出来るまで何度もやり直しさせていたので、途中から集中力が切れたのと、失敗が大の苦手な娘にとっては苦行だったと思われる。1時間半近くやっていた印象。
自分の苦手をわかっている娘は、折り紙や空間認知的な課題を出されると「○○ちゃん、これむずかしい。」と、嫌がって心理士さんにやってもらおうと突き返していた。
親バカな私からしたら、苦手なことを把握して伝えられるだけですごいと思う(笑
保育園、就学相談で教育委員会、発達支援教室にも、発達検査の結果を共有した。
半年後の田中ビネー知能検査
K式の結果をみてのことだと思う、療育先の診察で療育手帳の取得を勧められた。
身体障害者手帳の2級を持っているし、療育手帳をつくる必要性はよくわからなかったけれど、毎回言われるので重い腰をあげて申請することにした。
手帳の判定のために、地域の児童相談所へ知能検査を受けにいった。
前述のWISCではなく、田中ビネーという知能検査。内容的にはK式発達検査から運動発達を抜いたようなものだそう。
WISCのような領域ごとの判定が無く、ざっくりとトータルの結果のみが出る検査だそう。
検査の前に娘について色々聞かれたので、姿勢が崩れやすい、段差が危ないなど身体面の注意点と合わせて、集中力が続くのは頑張っても1時間程度と伝えておいた。
前回のK式の半分くらいの時間(45分)でサクッと検査していただき、娘はホクホク楽しそうな顔で戻ってきて「もっとやりたかった!」と。
同じような検査でも、検査する心理士さんが変わると娘反応もずいぶん変わるものだなと思う。
娘の表情の明るさのとおり、半年前のK式より良くて74点。良い結果で、K式の結果を事前に伝えていた心理士さんもビックリしていた。
ギリギリ療育手帳取得になったものの、あとほんの少しで手帳対象外になるボーダーラインだった。
検査をうけたのは6歳1ヶ月時点で、知能の発達年齢は4歳6ヶ月程度との判定。
心理士さんに、就学についてアドバイスを求めてみた。
ボーダーといっても、普通級に入って自力でついていくのは難しいだろうとのこと。
ですよね〜。
いいんです、検査後に娘の楽しそうな顔が見れたから。
日々慌ただしく過ごしているので(8割は自分のこと、2割子供のこと)、膝を抱えてメソメソする時間は実際のところまったくない。
マイペースに走るのみ…
